こんな人生
生きていたくなかった。
死んでしまいたかった。
何故生きているのか分からない。
生きる意味が解らない。
何の不幸もなく、ただ微温湯に浸っているような人生だ。
好きなものを好きと言えるそんな恵まれた人生だ。
きっとこんな考えは恵まれた環境の中にいない人には非常に無礼で失礼で不愉快な物だろう。
でも私はこんな人生だからこそ生きる意味が分からなくなっていた。
刺激は人を生かす。
私の生まれた環境ではそんな刺激はなく、好きな事を好きなようにやればいいと投げ出されるばかり。
私は私の道を示してほしかった。
否、初めから示されていた筈だ。
しかし私は結局微温湯に浸って投げ出され放置され見失ってしまった。
なにを間違えたのかすらよくわからない
少しは強制されたかったなんて我儘だ。
普通の反抗期すらなかった私は微温湯の住人だ。
吐き気がする人生だ。
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