　今日はクリスマス・イブ。

　幼馴染だった二人も今では恋人同士。

　男は胸を弾ませながら待ち合わせ場所へと急ぐ。

「彼女、プレゼント喜んでくれるかな？……大丈夫だよな……子どもの頃は何あげても喜んでくれたもんな……確かドングリをあげた時も喜んでくれたっけ……心がこもってさえいれば、今も何だって喜んでくれるさ！」

　女は心躍らせながら待ち合わせ場所へと向かう。

「彼、プレゼント何くれるんだろう？……大丈夫かしら……子どもの頃は何もらっても嬉しかったのにね……確かドングリをもらった時もすごく嬉しかったわ……心がこもってさえいれば、あの頃は何だって嬉しかったのね……」

　お互い大人になってはいたが、それでも二人は仲睦まじく……

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