記憶のない君のために
@rusi39
第1話 君との出会いまで
今からこの日記に書くのはこの僕、石川悠真(いしかわ ゆうま)の過去の話。
まず何があったのか単刀直入に書くと…記憶喪失に彼女がなってしまっていた。
最初に話すのは僕と彼女が出会った頃のだろうか…
僕たちが出会ったのは高校三年生で席が隣になった時だ。
1年生の入学式で一目惚れしていたから驚きだった。
彼女。三橋琴音(みつはし ことね)はみんなに優しく惚れてる人も多かった。
だから自分は高嶺の花に恋している。
ある日教室で静かに本を読んでいると
「何読んでるの?おもしろそうだねー!どんな本?」
なんて聞かれてビックリしてつい
「えっ。うん。凄く面白いよ!目立たない主人公がヒロインに話しかけられてそこから恋愛にも発展してそれでそれで…あっ。」
少し語ってしまった。気持ち悪いなど思われているのだろうか。
恐る恐る顔を上げると、彼女は可愛い笑顔で
「うんうん。それ私も読みたくなって来たよ!!君といると楽しそう。これからも良いかな?」
なんて言われたのだ。当然驚くだろう。
まるでヒロインの会話から…僕が読んでいたラノベのような展開だ。
僕はラノベの主人公にでもなってしまったのか。そんな事を思うよな青春の始まりだ
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