第5話 ギャンブルをやらない俺が、忍者に無理矢理フィーバーさせられてウハウハになりました。
ピコン、
また例の音が鳴り、視界の上に黒い板が現れる。
【お知らせ】
収納ボックスに新着アイテムがあります。
「意味わかんねーな」
言いながら板を殴ると、板はすっと消える。
「んだよったくよぉ、……テメェは忍者か」
ピコン!
そしてまた板が現れる。
【収納ボックス】
・グリフォンの爪✖︎4
・魔王のクリスタル✖︎1
・クリスナイフ✖︎2
いや、だからアイテムボックスってなんなんだよ? さっきの鳥ヤローの名前出てるし。
ピコン!
【新規アイテムをどうしますか?】
・獲得
・換金
おっ? 換金は知ってるぞ。パチ屋の外で金もらうあれだろ?
迷わず“換金”と書かれた部分を殴る。
ピコン!
【重要アイテムが含まれています】
(魔王のクリスタル)は重要アイテムですが、本当に換金しますか?
「バカやろー」
クスリだかタルだか知んねえけどめんどくせえなぁ。
ピコン!
【換金を了承しました】
もう一度板を殴ると、今度は何か目の前にドサドサと落ちてくる。
「ん? ……こ、これは」
【換金額:75000000ナポミ】
大量のコインが空中からジャラジャラと出てきて、それはひたすら地面に空いた穴に吸い込まれていく。
「すげぇ、大フィーバーじゃねぇか! ミリオン○ッドだってこんなに出やしねぇってのによ?」
ピコン!
【75000000ナポミを収納しました】
「よし、キャバクラでも行くか」
そして俺はまた歩き出した。
とりあえずタクシーひろわねぇと。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます