僕のせんせい/灰崎千尋

作品名:僕のせんせい

作者名:灰崎千尋

性癖:黒髪眼鏡男子

性癖:大人と子供の間

性癖:ネクタイ

性癖:「せんせい」という呼び名

性癖:余裕があるように見えて実はそうでもない

性癖:BL

作品URL:https://kakuyomu.jp/works/1177354054935577169


 放課後の教師用の喫煙室で行われる教師と生徒の悩み相談の話。


 エロい。エロすぎる。

 『せんせぇ』と呼ぶ声。

 細かい部分まで描写されている顔の造形と表情。

 せんせぇから目を離さない為に後ろ手で閉めた鍵。

 最後まで残す小指。

 乱暴にネクタイを掴む手と、優しくネクタイを結び直す手。

 残りの半歩を踏み留まっている臆病で滑稽で情け無い子供の姿。

 そして、感情を言い当てられた後の混沌として歪みながらも美しさを保つ顔。

 どれもこれもエロすぎます。素晴らしい。こんなん耐えれる人そうそう居ないでしょ。性癖が詰まりすぎていて大渋滞でクラクションの大合唱ですよもう。

 教師側も教師側でここで流されたらダメな事になると分かっているからか自分からは進まずに向こうが危険域まで踏み出すのを待っている感じなのも卑怯で良かったんですが、今回の事で生徒側の本音に触れてしまったので自分が動いてどうにかしないといけないと理解してしまったのもいいですね。煙草吸って黄昏てる場合じゃないんだよ。早く楽にしてやれ。


 彼が大人の対応をするのか、教師の対応をするのか、思いを馳せられた相手として対応するのか、どんな対応をして、それにより生徒がどう諦めるのかが物凄く気になりました(断られるの前提な考え)

 そこまで書かれてないからこそ気になってしまう技巧は見事です。ありがとうございました。

 

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る