御厨家の令嬢/金糸雀
作品名:御厨家の令嬢
作者名:金糸雀
性癖:正反対、ゆえに仲がこじれたり運命が分かれたりする双子
性癖:ちょっと意味不明な名家のお家ルール
作品URL:https://kakuyomu.jp/works/1177354054935702231
旧華族にして財閥の長の御厨家の御令嬢に関する事と、御厨家に伝わる決まりについてのお話。
『正反対の双子』と『意味不明な名家のルール』の二つが合わさってこんな話になるのかぁ~と思いながら読んでいたら突然の急展開で驚くと同時に(成る程、これが金糸雀さんの性癖か…)と納得しました。
これは言葉にすると難しい性癖で、無理やり表すとしたら上記の二つにもなるのでしょう。もっと適切な言葉があるといいんですが直接的すぎるとネタバレになってしまうし難しいですねこれ。
概念としては表側と裏側の絵柄が全然違うどんでん返しの『板』その物なんでしょうが、『性癖:どんでん返し』と書くと違う意味になってしまうのでこれも適切ではない。しかも、スカッとするのが目的という訳では無いし、ハッピーエンドとして捉えて欲しい訳でも無いですよね。ただ、そういう双子でそういう家という事が性癖なんだと感じました。運命は自分で取捨選択出来ない所で決められているんだけど、それはそもそも二人も分かった上で納得していると言うか、でもその納得している部分とは違う所でこうなるのかとか……やはり言葉にするのが難しいです。
小説としての完成度がとても高く、予め性癖ポイントを示して貰わなかったら性癖小説と気付かずに良い作品だったなと感動して終わってしまう所でした。素晴らしかったです。
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