第236話 本当なのか? 嘘なのか?(15)

 それが、今回は、山田瞬の奥方である、おさん狐さまだから。こりゃ、大変だ~!


 だってさ? 以前にも何度か物語の最中に紹介してことがあるとは思う。


 山田瞬はこう見えても、と、言うか?



 まあ、彼も、自身の年齢が、この中にいるメンバー達の中では最年少ではあるのだが。


 自身で商いをしているだけあって外面は大変に良いのだが。己の妻である愛する、おさん狐さまのことになるとそうはいかない。


 彼の隣の販売ブースで竹輪や佃煮、珍味などを販売するたぬきの御老体こと。坪田御老体が、おさん狐さまのことをベタ褒め、だけならばいいのだが?



 おさん狐さまの、和服姿でもはっきりと見えわかる『タユンタユン』とした豊満な乳房や、『キュッ』と締まった桃尻、ヒップと言う奴を、死ぬ前に、冥土の土産で触らせてくれと嘆願をする度に。


「ちくわのおじさん~。ええかげんに、せぇよ~」と。


 山田瞬は不満を漏らしている通り、だけではない。

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