第234話 本当なのか? 嘘なのか?(13)
これも、常連のお客さまや、この五味の市で店頭、店内ブースで、各自、己の商品や新鮮な魚、エビ、殻付き牡蠣などを販売している漁師の奥さま達……ではなくて。(笑)
お姉さま達からしてみれば、毎度、日常茶飯事の出来事だから余り気にはしない。
と、言うか?
全くと言って良い程気にもしないし。気にもならない。
そう、この岡山県備前市日生町、五味の市の名物の一つ。風物詩化……と、なっているのだよ。
そう。たぬきの御老体こと、坪田御老体の声を大にした容姿と不釣り合いな、澄んだ。清々しい。声音の呼び込み──。
そして罵声(笑)のような、五味の一の風物詩の一つ……。
ああ~、ああ……。
もう一つある、と、言うか?
二つある。
そう、おさん狐さまの主であり、殿さま。山田瞬とたぬきの御老体との、お客さま呼び込み合戦と、狐と狸のお客さまへの化かし合い。販売、売買ゲームの最中のトークの争いも凝視していれば面白い光景になるのと。
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