第204話 2020年三月前後?(5)

「あああ~。これね~? これなら僕も見たよ~?」と。


 大島のオジサンの高らかな声色での台詞が聞こえてくる。でッ、直ぐに、「その動画未だサイトに残っていたのだね?」と、言葉が。山田夫妻へと返ってきたのだ。


 だから何だろう? と、思いながら。見て確認をすると、同時に?


「この軍用ヘリコプターからの施設への攻撃と爆破! 撃破シーンは本当なんですかね? 大島のおじさん」と。


 山田瞬が大島のオジサンへと苦笑いをしながら訊ね始めたのだ。


「ん? どうなんだろうね? 山田君?」と。


 大島のオジサンも、自身へと問いかけてきた山田瞬のように、苦笑いをしながら言葉を返す。でッ、返し終えれば彼?


 そう? 大島のオジサンは、再度自身の口を開いて。


「僕は多分? その動画は? 本物だと思うよ? だって? 今C国はA国から、『謎のウイルス』はC国のB市付近にある生物研究所から漏れ流れて、病が流行りだしたのではないか? と、問われている最中だと、SNSの各サイトでやたらと取り上げられているよ」と。

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