　そう～？　山田瞬とおさん狐さまとの、夫婦二人がかりの攻撃……ではなく～？

　おさん狐の妖力！　地霊！　お狐さまとしての祝福！　豊穣神さまとしての力を使用しなければ、販売競争で大敗をしていたこと間違えない人物なのだよ。

　だから～？　齢九十二歳になるたぬきの御老体の言葉には？　山田瞬や大島のおじさんを『ウム』と、言わせてしまうほどの説得力があるのだ。

　だから山田瞬と大島のオジサンの口からは～？

「ああ～、そうだね……」と。

「竹輪のオジサンは？　そうじゃねぇ～」

　としか～？　二人の口からは漏れてはこない。

　そんな三人の様子を凝視していた。ちくわのおじさんの娘さんが自身の口を開いて。

「まあ、大島さんが言う通りの～？　本当に恐ろしい病魔ならば～。山田君の言う通りで～？　国や北海道の知事などが空港で、海外からの旅行者の規制をかけると思うから大丈夫じゃないの～？」と。

　やはり？　たぬきの御老体の娘さんも？　山田瞬と同じ意見のようで、『大丈夫なのでは～？』と、安易な台詞を漏らすのだよ。

　う～ん、でもね～？　その言葉を聞いた大島のオジサンはまた～？　自身の口を開いて、「でも？」と。やはり～？　彼は～？　Ｃ国で流行りつつある……。

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