第140話 他国で起きている恐ろしい出来事……?(10)

 と、同時に?


『ほら~、見てみろ~』とでも言いたい様子で、大島のオジサンは? 坪田御老体と山田瞬の顔を交互に見渡すのだ。


 と、なれば?


 坪田御老体は、自身の口を開いて。


「そのニュースならば、儂も見たぞ~! 娘や孫達と一緒で~」


 と、この場にいる者達を見渡しながら……。


 そう~? 自身の娘である『お姉さん』と、大島のオジサン……。


 そして? おさん狐さまと、最後に山田瞬へと、順序良く顔を見渡しながら告げたのだ。


 でッ、坪田御老体と最後に目の合った山田瞬に彼……?


 そう~? 坪田御老体は~?


「山田お前は? 正月の三が日と? その後の数日? 家でテレビを見なかったのか?」


 と、訪ねたのだ。


 すると山田瞬は~?


「えっ? いや? 見ていないことはないけれど……」


 と、言葉を坪田御老体へと返しながら。自身の妻であるおさん狐さまの方を見詰めるのだよ。


 

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