第135話 他国で起きている恐ろしい出来事……?(5)

 するとさぁ~? 大島のオジサンの口から……ではなく~?


 山田瞬……。


 そう~? 彼と同じように、大島のオジサンのスマートフォンの画面……。ツ○ッター社のサイトの画面を覗き込み──聴写をしていた坪田御老体の口から。


「山田~? お前は一体何処を見ているのだ? このC国の兄ちゃんがちゃんと動画の中で言っているではないか~?」とね。


 う~ん、でも~? 山田瞬は~? 坪田御老体親子から少し離れた位置──。少しばかり遠目から。大島のオジサンのスマートフォンの画面から流れる動画を聴写していたから。C国の青年が動画から聴写をしている皆に、慌てふためきながら告げているメッセージの日本語字幕を彼は、見て読みとることができないでいたのだ。


 特に? と、言うか?


 この物語を見て読んでいた者達は知っての通りで?


 坪田御老体のお子さんは女性でね~。


 まあ、以前の山田瞬ならば~? 坪田御老体の娘さんの近くで動画を聴写することも可能であったが。


 今の彼には? おさん狐さま……。


 そう~? 山田瞬には、ちゃんとした正妻~。奥方さまがいるから。おさん狐さま以外の女性の近くに寄れば~? 彼の奥方さまが嫉妬心をあらわにして里~。


 おさん狐さまが産まれ育った国~。


 そう~? 色々な物の怪達が住む世界である黄泉の国にある。自身の屋敷へと戻ると言い出すといけないから~。


 山田瞬~。彼は~?


 大島のオジサンが持ち──。この場にいる者達……。坪田御老体、娘さん……。


 それと? おさん狐さまと山田瞬……。四人へと見せているC国の青年の危機迫るメッセージが録画している動画を彼は? ちゃんと聴写できていなから仕方がないのだよ。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る