第61話 2020年の初仕事前の車内の会話……(10)
すると彼女は?
「ん? あああ~。瞬は優しいから。直ぐにわらわに騙されてくれるので嬉しい~。それに~? わらわに騙されても、怒りをあらわにすることがないで優しい~。わらわは~。そんな瞬のことが大好きだし~。瞬がわらわのことが嫌でなければ~。瞬の傍で悠久の時を過ごしたいと思っているのだよ~」
と、甘え声色で告げる。
それも助手席から、山田瞬の彼女若しくは? 妻の如く振る舞いで甘えしな垂れかかりながら。
今年最初の商いをおこなおうとしている自身の主さまこと、山田瞬の心の中に募る闇……。
そう~? 彼が先程から、おさん狐さまへと、遠回しに訊ねてきた。彼女の過去の異性との交遊関係くる嫉妬心や妬み……。
それと? おさん狐さまが本当に自分へと好意を持っているのか? に対しての猜疑心が、彼の脳裏から消え、2020年の初売りに対して支障無く。山田瞬が仕事に集中できるようにと鼓舞する。
2020年の新年からは、山田瞬には自分という配偶者ができたのだから、主人には頑張って欲しいと妻の如く振る舞いで鼓舞するのだ。
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