第3話 西暦2019年のクリスマス後……。(2)
彼は未だに『その娘(こ)は、君の彼女なのかなぁ~?』と他人が呼び訊ねるような女性を横に並べ──。二人仲良く寄り添い……。
彼の売り場?
販売ブースと呼ばれる売り場の周りを歩く。
そう、五味の市の店内へと殻付き牡蠣や岡山県は備前市日生町を周辺で獲れた魚介類を購入しにくるカップル達のように、仲慎ましく。
『お前~』
『あんた~』と。
お互いが仲良く呼び合いながら歩く。ショッピングと言う物を経験したことのない哀れな青年なのだ。
だから本当に可哀想な男(ひと)でね。
まあ、彼? 自身でこのように、個人事業主で経営、商いをするぐらいだから人当たりも悪くはない。
だから女性の友達……。中高大と未だに幼なじみ達や学生の頃の女性の友達は多々いるのだが。
彼は良い男性(ひと)で終わるタイプでね。女性の幼なじみ達や友人達からの相談事も未だに受けているぐらいお人好しでね。女性の友人が彼の狭い部屋でね。失恋などの不満や愚痴で酒に溺れ──。寝てしまおうが。そっと毛布をかけて。そっとしてあげるタイプの優しい男性なのだ。
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