子どもだって厳しい~


 怒涛の終末が過ぎ去ったかと思うと、今朝は雪が舞っています。いつまでも寝ている場合ではありません! 起きろー! と娘たちの布団をはぎとって、朝から戦争でした。


 今週末は、長女の吹奏楽アンサンブルコンテストです。またまた吹奏楽ネタで恐縮ですが、この二日間ね。ずっと彼女たち、彼らを見てきて、つくづく厳しいーと思いました。


 今回、娘は管楽器と打楽器の混合八重奏で出場です。

 吹奏楽のアンサンブルコンテストって、出場体形で名前を呼ばれるんです。娘の場合は「管打八かんだはち」。木管八重奏なら「木八もくはち」。金管八重奏なら「金八きんぱち」ってな具合。日本人はすぐに略したがるっていう話しになるわけですが、金八はちょっとね。笑えます。


 去年、このコンテストの校内オーディションで落ちた娘は、下級生の面倒を見ていました。それがきっかけで、同級生と馴染めなくなっちゃって、スクールカウンセラーのお世話になる羽目になったんですけれども。去年は、娘の一つしたの子がスタメンに選ばれたんです。後輩に追い越されるって、結構悔しいこと。そこから、娘は必死に練習をしてきたわけですね。


 今年のメンバーは、半数が去年の経験者。去年、五年生でもスタメンに入った子が多かった。というのも六年生がいなかったんですよ。そのパート。だから、必然的に五年生でスタメン入りせざるを得ない。

 選曲は去年と一緒です。なーんだ。じゃあ、ちょっと楽勝じゃん。去年吹いた子たちは楽でいーなと思っていた安易な私。しかし、世の中はそう甘くはないということ。


 去年は本番でアクシデント多発したらしく、去年の参戦した子たちへは、去年のダメ出し箇所を徹底的に指導されるに決まっていますよねー。いや、土曜日も練習を見ていたけれど、かなりきつい。泣いちゃう子もいるわけですよ。でもそれでも指導の手は緩まない。


「悔しくて次に繋がるために泣くならいいけど、泣いて変われますか。泣くということに逃げてはだめだからね。やるかやらないか。自分で決めなさい。吹けないなら、別な人にやらせるだけだから」


 おおう。厳しい。厳しいけど、子ども達の目は真剣そのものだ。この世の中、こんなに一つのことに真剣になるってあるのだろうか。一人一人の責任を持たされて、みんなと一緒に一つのものを作り上げる姿って、子どもだって、大人だって、見ているものの心をぐっと動かしますね。

 結局、お昼御飯中にみんなで話し合いをしたとのこと。泣いちゃった子を、取りこぼすことなく、みんなでやろうって、頑張ろうって励まして、チームとしてひとまとまりになったようです。


 で当日。そこにそろった八人はいつになく緊張の面持ち。「円陣でも組みなさいよ」と促してみると、素直ですね。さっそく、みんなで肩を組んで「金で一位! 絶対とる」って雄たけびをあげていました。かわいいじゃねーか。

 それでも緊張はまだまだ続く。ステージ上では、みんな顔真っ赤っか。もー、緊張しすぎだ。昨日、もめた部分。あー、結局はしくじり。本番には魔物が棲む。これ鉄則だ。つまずかないで最後まで吹き切れ! 

 いつもは「音ちいせーぞ」って怒られてばっかりの娘も、今日こそはとメロディを最後まで吹き切り。よし。よくやった。お母ちゃんは嬉しいぞ。細かいパッセージのところは粗削りだが、ここを乗り切れば首の皮一枚で繋がれる。つぎの大会までに、そんなところはやればいい。


 もう、精神的に疲れましたー笑 ハラハラします。親も大変。応援団って、大変ですね。クタクタです。カクヨムコンの期間なのにー。結局は、代表の切符を頂きました。次の大会もカクヨムコン期間中。もーね。母は頑張りますよ。新しい年を迎えても、まだまだこっちが忙しそうな予感です。


 溜まっていた読む読む。少しずつ進めます。コメント書かなくても許してくださいー。今年は、公式ランキングしか見るものがありませんが、公式ランキングは当てにならないと思っていますので、ランキングを追っかけるのは諦めました。静かに座して待つことにいたします。


 引き続き連載はしていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。



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