今年の作品と音楽について


 北海道では雪が60センチも積もったそうですね。寒い朝です。とうとう、県内でも雪の便りが。昨日は道路に雪の塊が落ちていました。どこか山から下りてきたトラックが落としていったんだろうなーと思います。

 さー、寒い。朝、起きる時間がどんどん遅くなりますが、そうも言っていられない。むしろ早起きをしなくちゃいけない時期になってきています。


 さて、カクコンが始まるまでの間は、ぐだぐだと色々述べて行こうかと。エッセイでも更新して宣伝していかないといけませんしね。


 去年の作品は、地方都市にある音楽ホールを舞台として、新人職員の熊谷蒼くんと、無名のヴァイオリニスト関口蛍くんを中心とした成長物語でした。

 

本編はこちら

https://kakuyomu.jp/works/1177354055009322552

続編はこちら(BLになっています)

https://kakuyomu.jp/works/16816700426594968002


 そのため、執筆中は、もうともかく、ずーっとクラシック音楽を聞き漁っていて、どの音がこの物語にしっくりくるのかということばかりでしたねー。図書館にも色々と文献を調べに通いました。調べに行くのが面倒になったので、中古で音楽解説本を購入してしまったことも、いい思い出です。


 私の場合、小説を書く際に、音楽を聞くと大変はかどります。曲を聞いていると、そんな気持ちにさせられて、ばばーんと世界が広がるんですよね。昔、大好きだった漫画家さんが、その作品のテーマソングみたいなのをあとがきに描かれていて、当時は「ふーん」って感じだったんですが、今は妙に納得していまいます。


 前回の作品は、クラシックはもちろん。ちょっと古いですが、東方神起の音楽がヒットして、通勤はずっと東方神起。特に「Crimison Saga」って曲の「荒野を進む 勇気を捧ぐ 隣には君がいる」って歌詞が妙にしっくりきましてね、さくさくって執筆がはかどりました。


 じゃあ、今回は? 今回はですねー。それがつい数日前までは、しっくりくる曲がなくて、うだうだと書いていたんです。ところがですね。ふと二十年弱前くらいから大好きなバンド、Linkin Parkの曲を久しぶりに聞いていたら、ぬおおお、ヒット。これだ! って。


 そうです。今回の作品は、ニュー・メタル。ロックですよ! ロック。ちょっと切ないメロディが多いこのバンド。ヴォーカルの方がちょっと前に自殺されてしまって。本当に残念でなりませんが、音楽は生きている。

 「CASTLE OF GLASS」「Numb」あたりをバックに書き始めたら、二日くらいであっという間に10万文字まで書き上げることができました。本当、音楽には感謝。


 以前、「この曲を聞いてもらって小説を書いて欲しい」という自主企画があって、参加しようと思ったんですけれども、結局は書けませんでした。音楽は聞きました。悲壮感漂いチェロかな? 弦楽器からメロディが始まって、最後は長調で終わる。救済の曲って感じで、ふと震災のことを思い出したんです。でも、まだまだ震災のことは書けなくて。躊躇している間に企画が終わっていました。


 音楽をテーマに小説を書くって面白いですね。時間があったら、やってみたいと思いますが、もうあんな企画はないですね。自主企画立ち上げるほどの余裕もないので、誰かやってくれるといいなーなんて甘い考えで期待しています。


 音楽があるとダメって方もいらっしゃいますけれどもね。小説のお伴。皆さんはいかがですか?





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