素晴らしいの一言です。
じっくり、丁寧に、最後まで読んでみてください。
そして何度も読み返してみてください。
真実に気がついたとき、私は背筋が……背筋のみならず、全身が本当に冷えました。
皆さんも必ずそうなるはずです。
これが本当のホラーだと、身に刻まれるように教えこまれた思いです。
書き手さんにもお勧めです。
こちらの作品を読み、私も同じ書き手として、短編作品の書き方をもう一度見直さなくてはならないと感じました。
短編で、文字数が少なくても、ワンアイデアから始めて、勢いで押し切るだけでは駄目なんですね。
しっかり考えて、構成して、描き切る。
そうして初めて、このように研ぎ澄まされた完成度の高い短編が生まれるのだと、再認しました。
自分を恥じたくなるほどに、素晴らしい作品でした。
とにかく、最後まで読んでみてください。
何をするより濃密な五分間が得られるはずです。