第11話 ✨💏✨✨💕

「キスして良いの❓」

 野暮な事を訊いてしまった。


「バカねぇ……✨👄✨💕 ポチは❗❗

 そんな事、女子に訊くモノじゃないわよ」

 


「ああァ~…、そうだね。ゴメン」

 まったく僕は鈍感だ。


 これだけ彼女ヒカリから誘っているのだ。


 余裕で彼女の気持ちに応えるのが大人の対応だろう。




「謝るなよ。ほらァ~。

 キスして良いよ✨👄✨✨💕」

 結局、彼女から形だ。

 ふたたび目を閉じ、心持ちアゴをあげた。



「うン……😔💦💦 ゴックン」

 また生ツバを飲み込んだ。


 一気に胸がたかなっていく。



 全身が震えているみたいだ。

 ゆっくりとヒカリの紅い唇に寄せていった。



「ン……✨💏✨💕」

 ようやく唇が重なりあった。

 柔らかくて気持ち良い。


 


 僕にとって生まれて初めての口づけだ。





 仄かに、甘くて苦いワインの味がした。







 これも【ラブトリガー】のおかげだろう。






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