no name

律水 信音

第1話 夏休みについて

夏の季節のイベント聞かれて真っ先に思い浮かぶのは何だろうか。

夏祭り、花火、肝試しに怪談とか、部活に入っていれば合宿とかもあるかな。


アニメの中では楽しそうに描かれていた夏という名の背景を思い出し今年は花火でも見に行くか、と意気込んでは見る者の当日になるや否や行く気が失せ始め、打ちあがる花火の音がする方へカーテン越しに睨みつける何てことが僕にはある。

・・・でもって後で行けばよかったと小さく嘆息したりしなかったりする。

言い訳はいつも、リア充イベに参加したくねぇで何とか心は保てる。ごめん、嘘。


どのイベントも学生から見ればすべて夏休みの一環であり、休暇に入る前の学校生活では休みになったら一週間で宿題を終わらせる!とか、普段できないことにチャレンジしてみようなどと大口を叩くが結局だらだらと時間が経ってしまい、気付けば夏休み最終日なんてことを経験した人は多いのではないだろうか。

・・・・・・僕だけじゃないよね?信じてるよ?


人によっては充実した夏休み送っているだろうけど、誰もがそうではない。

夏休み初日だというのに補習を受けている僕とかいい例だな。


・・・・・・・・・・・・。


大学の広い講義室で行われた補習には十数人ほど参加していた。真夏日だからか、今日はクーラーがしっかり効いている。今日は集中できそうだ。

講義が始まって15分経過したくらいだろうか、僕の集中は切れていた。まだ10分しかたってなかった。


さて、そんな今日この頃の僕なわけだが、最近ある悩みを抱えている。夏休み前から抱えた結構深刻な問題だ。今年の夏はこの悩みを解決することに励むぞ!ってフラグか?


実は今、新手のストーカーに狙われています。


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