第3話 背徳の美 前編
(……まずいな)
あてのない旅を続けるユイ。彼女は今、自分がどこにいるかもわからない。しかしそれは、今までのような『目的もなくさすらう』という意味ではなく、単純に迷っていた。
(こんな場所あったかな……)
本来であればとうに目標としていた街へたどり着いているはずだったが、日が沈み当たりが暗くなってくる時間になってもその街は見えてこず、それどころか民家すらなさそうな森の中にいた。
(……たまには悪くないか)
そもそも、全てが想定通り、順当に行くことの方がありえない……と思うことにし、ユイは適当に歩き続けた。歩けばいずれはどこかに着く、足を止めてしまえば旅はそこで終わってしまう……そう、昔誰かに聞いたことがあった。
「……?」
あたりがさらに暗くなり、手に灯りを持たないと歩けなくなった頃に、ユイは森の中の不思議な場所にたどり着いた。その一帯だけは木々が生えてなく、その中心に古びた建物があった。
「かなり古い時代だろうか……」
近くに行き灯りを当ててみてみると、その建物は岩で造られていた。さらによく見ると、古びて崩れかけたその岩にはなにかの模様が彫ってある。明かりが届く範囲でその建物を見てみると、今の時代には見られないような構造が多くあった。
「レンガでなく岩で作られている時点である程度昔か……それに、この模様と辺りに落ちている彫刻……教会だったのかな……。」
岩に掘られていた模様とそのまわりに落ちている、朽ちたオブジェクト……それらは今の時代にも残されている、教会の象徴とよく似ていた。
(教会と言えば世界中どこでも同じ様式が取られている……いつの時代か明確にはわからないけど……昔はこの辺にも人が住んでいたのかな)
『教会』というものは正確な歴史書が残っていないほどの大昔はたくさんの種類があったり、それ自体を認めていない国や地域もあったと言う。しかし、ある時を境に統一され、強制される価値観ではないが、世界中で同じ様式の教会が建てられるようになった。もちろん、未だにそれに反対するもの達もいる。
(わたしとは縁のない場所だけど……廃墟になった場所は気になる)
『教会』としてではなく、『廃墟』としての価値を感じたユイは、その教会のドアを開き、中に入った。
(……あれ)
想像に反し、内部は気味が悪いほどに綺麗だった。ガラスやドアこそ壊れているものの、床に穴が空いているわけでもなく、ゴミが散らばっているわけでもなく、家具が散乱もしていない。それどころか、まるでついさっきまで人でもいたかのような雰囲気すら感じる。お祈り用の長椅子もあり、外観との剥離が凄まじい。
(だれか住んでいる……なんてことはないか)
現実的な問題として、ある程度形を保っている廃墟は何者かが住んでいることと無くはない。それがたんなる浮浪者であるならいいが、時には人を殺してものを奪うことを目的とした盗賊ということもある。その可能性も一瞬考えたユイだったが、争った形跡がないことからその考えを直ぐに排除する。
(ならここは……)
さらに奥に足を踏み入れ、中を観察しようした時。不意に奥の祭壇の影から人影が現れた。
「っ!」
咄嗟に剣を抜き、構えるユイ。しかし現れた人影はそんな彼女を見て、慌てて言う。
「……なにも怪しいものではありませんよ……。」
「……それを言う人は大抵怪しい。」
「いえいえ……ところで、お客様はここを知らずに訪れたのですか?」
先程まで曇っていたはずが、窓の外から月明かりが差し込み、人影を照らす。その明かりで見えた顔は少しやつれているようでありながらも、綺麗な笑顔の女性だった。
(お客様……? なんの話しだろう……。それにこの服装……)
ユイを『お客さん』とよんだ女性は、教会のシスターを模したドレスのような特殊な服を着ている。世界のどこでも見た事のないような奇妙なその服は、シスターのようでありながらどことなく医者のような雰囲気もある。
「変わった服……なにかの制服?」
「それはもちろん……と、ここで立ち話をすることでもありませんでした。さあ、お客様ならぜひ奥へ。見たところ、旅をしているご様子ですし、ぜひどうぞ。世界にはこんなものもある……と、大変勉強になるはずですよ。」
「なるほど……」
『勉強になる』……と言われてしまえば、ユイも引き下がれない。見過ごせないほどの怪しさがあるが、そうであっても足を踏み入れてしまうのが好奇心というもので、たとえそれが危険としてもユイは引く気などなかった。
「さあどうぞ」
その声とともに、教会の奥にあった祭壇が動き始め、隠し階段が現れた。女性はユイを置いて先にそこを下って行った。薄暗い月明かりが照らす教会に1人残されたユイは、ゆっくりと歩きながら思考をめぐらす。
(ここまで怪しいとそれはそれできになる……。教会の跡地に隠し階段……それに『お客様』呼ばわり……そして彼女のあの服装……到底まともな場所もは思えないし、教会の隠し階段なんて言うのはこの世で最も信頼できない……。人が死ななければ上出来なレベルだ……)
いざとなれば戦えばいい……そう考え、ユイは怪しい階段をゆっくりと下り始めた。
――――――――――――――――――――――――
(さっきの人はどこへ……)
暗い階段をしばらく下がっても、一向に終わりは見えてこず、先程の女性の背中すら見えない。後ろを振り返ると地上の教会もとおく、ここからさらに地下へ向かうことを考えると半端な深さでは無いことが分かる。
(一体いつ誰がなんのために……)
恐らくこの先にあるであろう空間では、よからぬ事を考える者たちが秘密裏に何かをやっていることは間違いない。だとしても、ここまで深く地下へ潜る意味があるのかは疑問だった。
「あっ……」
そしてようやく長い階段は終わり、狭い部屋に出た。そこは先に続くと思われる扉と、小さなカウンターがあり先程の女性が待っていた。
「お疲れ様です。……その表情を見るに、無知ではありながらもここがどんな場所か、ある程度想像はできているご様子。……とても良い覚悟です。」
女性は含みのある笑みを見せながら言う。そのある種挑発にもみえる行為にユイは冷静に返す。
「何をしてるかは知らないけど……この地域の法に接触はしていないの?」
「……法などというものはこの場においては無意味でございます。そもそも、法を犯していなければこのような場所である必要がありません。」
「なるほど……理解したよ。」
(ダメだこりゃ)
ここにいても得るものは何も無い……そう思い帰ろうとしたユイだったが、振り返ると先程の階段へと続く道は閉じていた。
「これは……」
「お帰りの際は専用の出口からお願いします。ただし……何ひとつとして保証は出来ませんが。ただし、『お客様』としての目的を果たしていただければご安全にお帰りできますよ。」
そう説明する女性の顔は、まるで張り付いたかのような笑顔だった。狭く薄暗く、出口がひとつしかない部屋に置いては非常に不気味に見える。
(……力技でなんとかなる問題でもなさそうか。ここで暴れても無意味だ。)
その気になればドアのひとつくらい破壊して逃げる事など簡単だが、果たしてそのような単純な物理的手段でここから逃れることが出来るかどうか……なぜかそのような不安を覚えたユイは、ひとまず様子を見ることにした。
「それなら……わたしは確実に『客』として振る舞うよ。……それで、ここは何をする場所?」
「それは是非ともご自分の目でお確かめください。本日は何名か先客の方もいらっしゃるので、お話を聞いてみる……なんていうのも悪くないかもしれません。料金につきましては……奥に行ってからご確認ください。それではごゆっくりお楽しみください。」
(……怪しすぎる)
しかしそれは口には出さず、開かれた扉の奥へユイは歩き出した。
――――――――――――――――――――
(……暗い)
扉の先は暗く狭く真っ直ぐな道が続いていた。が、先程の階段とは違ってその道は直ぐに終わり、あかりが零れる扉が目の前に現れた。
(この先か……)
ここから先に何が待っているのか、無事に帰ることができるのか、そのような不安を自らの心の中から排除し、ユイは扉を開いた。
「………なるほど、見事に騙されたってこと……」
扉の先はカウンターと椅子がある狭い部屋で、カウンターの奥には大小様々なボトルが並べられていた。そして、カウンターにいる初老の男性を見ればここがどんな場所かは人目でわかった。
「いらっしゃいませ。いかがでしょうか、『裏社会風バー』は。」
「……くだらない」
(警戒していた自分が恥かしい……)
なんてことは無い。ここは言ってしまえば『ごっこ遊び』のようなものだった。廃墟になった教会の地下をわざわざ改造し、それらしい受付を用意し、怪しい言葉を囁く。そしてその先にあるバーカウンター……ユイは全くそのようなことは無かったが、人によってはこのようなものに憧れる……らしい。
「……そう不機嫌にならないでください。おっとご安心を……法外な値段を突きつけたり、訳の分からないものを売りつけたりもしませんので。さあ、おすわり下さい」
「………」
(他の客は2人……両方ともテーブルで寝ている? ……飲みすぎ。)
席に着いてからしばらくそれらの客を眺めていると、店主と思わしき初老の男性が指を鳴らす。それを合図として店の奥の扉が開き、そこから現れた数人の男たちが2人の客をどこかに連れていった。
「なにを……」
「ご覧の通り店内は非常に狭いわけです。沢山飲んでいただくのは大いに結構なのですが、あのようになられていつまでも居座られてしまうと……」
「……現実的な理由ですね」
「こんな風ですけど、真っ当な商売なので。」
そう言って、男性はユイのまえに液体の入ったグラスを置く。
「あ……わたしはまだそういうものが飲める年齢ではなくて……」
「おっと……それでは代わりにこちらを。」
一旦そのグラスをさげ、そして直ぐにこんどは紫色の液体の入ったグラスをさしだしてきた。
「お酒というものは……国や地域によって様々なな存在価値がありました。それがきっかけで大きな争いになることも……」
「お客さんは旅人のようですね。もし良かったら話を聞きたいところですが……まずはそちらを是非飲んでいただければ。」
「なるほど……」
ユイは差し出されたグラスを手に持ち、匂いを嗅いでみる。それはブドウの香りで、どの地域にも有りふれたもののように感じた。
「……ん………」
(味は……普通……いや、なんだろうこれは……)
飲んでみたところで、『特別なもの』は特に感じず、その辺の店でも手に入りそうなものに感じた。
「あの……これ……あれ………」
(なに………ああ……油断した……)
気がつく時はもう遅い。すぐに視界が狭く暗くなっていき、そんなユイはみて不敵に笑う男性の顔がユイの視界が捉えた最後の景色だった。
―――――――――――――――――――
(頭痛い……)
次に気がつくと、薄暗い、岩で作られた狭い部屋だった。周りをみても光源の蝋燭以外何も無く、唯一の出口と思われる場所には厳重に鍵がかけられていた。その向こうは闇に閉ざされていて全く見えない。
(警戒させて、それは嘘だと安心させて……でも実際は……か)
確かにあの時、ユイは油断していた。『思わせぶりな店』と認識し、出されたものにすぐ口をつけてしまった。
(強力な睡眠薬かなにかか……目的は一体……)
考えるまでもなく、先にいた2人の客もここに連れてこられているのであろう。生きたままの人間を捉え、地下牢のような場所に捕らえるとなると予想されることは……。
(やっぱり最初の見立て通り……人体実験かなにかだろうね……でも、武器や荷物は取られていない……それならこんな牢屋くらい……)
ユイは鞘から剣を抜き、手に持った剣に魔力を込める。すぐにその力は剣に伝わり、剣は炎を纏って激しく光る。
「鉄格子を破壊するならこれが最適……『熱光剣』……!」
力強く振るわれたその剣は、鉄格子にぶつかり……弾かれた。
「………そう甘くはないか。」
単なる鉄に見えても恐らくそうではなく、錬金術か何かで作られているのであろう。格子と剣がぶつかり合う金属音だけが虚しく辺りに響いた。
(……どうしようかな)
「ははっ、なにか大きな音がしたと思ったら誰かまた捕らえられてたのか。残念だけれどそんなことしても無駄さ。その格子はそんな魔法剣ごときじゃ壊せないよ。諦めておとなしくしてよーぜ。私みたいにさ。」
「……誰!?」
(少女のような声……?)
不意に聞こえた声に警戒し、ユイは剣を構えたまま振り返る。しかしその声の主はどこにも見当たらない。
(そもそも、こんな何も無い狭い独房のような場所のどこに隠れるんだ……)
「そんな物騒なもの構えないでくれよ。私は敵じゃない……どころか味方さ。ほら、どこ見てるのさ。上だよ、上。」
「上?」
その言葉のとおりに上をむくと、汚れた天井があるだけ……ではなく、その端の方に『なにか』がいた。
「あなたは……妖精?」
そこに居たのは小さな人間のような姿で、背中に透明な羽を生やした者……まさしく『妖精』と呼ぶのに相応しいものだった。
「あー……妖精……うん、まあ君がそう思ったならそれでいいさ。私は『マリー』……ま、見ての通りの異常な存在さ。で、君は?」
(たしかに……妖精なんて空想上だと思ってた……)
ドラゴンやユニコーン、クラーケンにリヴァイアサンなどは数こそ少ないものの実在はするが、妖精や人魚、ハーピィなどの人型の存在はみな空想上……だと言われている。
しかし実際、ユイの目の前には背中に生えた羽で空中を浮遊する、長い金髪の小さな少女……『妖精』がいる。
「わたしはユイ……旅をしてるよ。」
「さーてさて。」
妖精のマリーは様子を伺うように徐々に降りてきて、ユイの目の前まで来て言う。
「君も騙されたわけだ。そして見ての通りここは『その時』が来るまで待つ場所さ。」
「……わたしはなすがままにされるような人間じゃないよ。みてて、次は絶対に壊すから。」
「お、楽しみだ。」
ユイは再び格子の方を向き、剣を構える。
「単純な魔法の属性だけじゃダメ……なら硬度を高めれば……『金剛滅裂剣』!」
どんな金属よりも硬い……と言われる鉱石の力を宿した魔法剣。全力で振るわれたその剣は格子にぶつかると、その瞬間にそれを木っ端微塵に破壊した。先程とは違う派手で豪快な音が辺りに響いた。
「ふぅ……」
「お〜やるね。まさか本当にこれを破壊するとはね。さて、これで私と君は入ることができるわけさ。」
「入る? 出るの間違いでしょ。牢屋の出口は開いたんだよ。」
ユイの疑問に対し、マリーは指を振るって言う。
「甘いぜ。ここから1歩出れば、外の世界にたどり着くまでの間は……地獄…それか悪夢さ。今君が開いてくれたのは紛れもない、そういったものの入口なんだぜ。さ、行こうか。」
「………うん」
(マリー……わたしは当然あなたのことも信用出来ない……)
「ところで」
牢屋を出る直前、マリーはいう。
「君のあの剣技……名前は自作?」
「…………だとしたらなに?」
「ふふっ、なんでもないさ」
「……………………………」
―――――――――――――――――――
「暗すぎる……でも」
牢屋のような場所から出ると、完全な闇が包む狭い通路だった。本来なら歩くことすらままならないだろうが、マリーが何故か発光しているため、難なく進むことができていた。
「妖精なんてこんなものさ。もちろん私のことを信じてくれなくても結構。でもいないと困るだろう? ま、とりあえずしばらくはよろしくだぜ。」
マリーはユイの周りをクルクルと回りながら飛び、楽しそうに喋る。そんな彼女の様子を見て、ユイは訊く。
「あなたは……なにもの? それと、ここがどんな場所なのか……しってる?」
「ん〜それはまた難しい質問だぜ。じゃ順番に答えよっか。まず『この場所』についてだけど……お、ちょうどいいや。そこの突き当たりにある扉を開くといい。きっとひと目でなんとなくは理解できるさ。言葉で聞くよりまずは見た方が……ね。」
「……?」
(たしかに扉……マリーはここの構造も把握してるのか……)
古びた大きな扉。ユイが体重をかけて全力で押すことで軋んだ音を立て、何とか開いた。扉の先はマリーの発光がなくても明るく、広い吹き抜けの空間だった。
「4階層くらいかな……ってなにあれ……気持ち悪い……デカすぎ……芋虫? 」
吹き抜けになっている、洋館のような雰囲気のその場所は、床に目を落とすとあまりにも巨大すぎる芋虫のようないきものが数匹蠢いていた。モンスター等とはまた違った不気味さに、思わず立ち止まるユイ。
「虫は苦手かい?」
「に、苦手ではない……でもさすがにこのサイズは普通に気持ち悪い……だって、これがもし成虫にでもなったら……」
(大きさが人間と同等になる……)
しかし、マリーはそんなユイを無視して巨大すぎる芋虫に近づき言う。
「……非現実的な存在の私が言うことでもないけど、現実的に考えてそんな虫がいるわけないさ。ほら、見てみればわかるよ。」
「な、なにを……」
マリーに促され、恐る恐る巨大すぎる芋虫に近づくユイ。しかし、手の届くくらい近くまで来たところで、その『巨大すぎる芋虫』の正体に気がついた。
「えっ……違う……」
「ほらね、さすがにこのサイズの芋虫なんていないぜ。」
「これなら気持ちの悪い虫の方がまだマシだ……。」
目の前に横たわり蠢いたいたのは虫などではなく、紛れもない人間だった。手と足を縛られ、顔には目を隠す布と耳を塞ぐ器具、そして口を動かせなくするマスクが付けられていた。
「まともに動けないし喋れないし見れないし聞けない……これじゃまるで……」
「そうさ、こんなんじゃあ生きてるなんて言えない。生きながら死んでしまってるぜ。」
「助けないと……」
縛られた人間を助けようとするユイに対し、マリーはその小さな体で止めに入った。
「それは意味の無いことさ。彼らには……これしかない。」
「……どうして」
「さっきの質問の答えをいま教えるよ。ここがどんな場所か……見てのとおり、捕まえた人間を人間扱いしない場所……君だってあのまま牢屋に居ればきっとこうなってたんだぜ。」
(やっぱり人体実験……だろうか。それにしては縛られた彼は……体に損傷がない気がする……。)
ユイの目の前で蠢く人間には目立った外傷は無く、何かしらの実験の跡のようなものもない。
「私は人間のことを完璧には理解出来ていないけど、きっと大半の体の構造は同じはずさ。……だからこそ私はこの実験が気持ち悪いし、許したくない。そんなことを考えて、本当に実行に移してしまった大バカな奴がいるならそんなやつや殺したって構わないと思ってるぜ。」
(マリーが怒ってる……彼女もなにかしらのかたちで被害を受けたのだろうか……)
「……それで、あなたがそこまで気持ちを表に出すほどの実験とは……なに?」
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