第47話 タンクローリー

 タンクローリーの清掃依頼が入った。いつも通りの手順で進めていく。

酸素濃度を測り、中に入ってスラッジを回収して丁寧に拭き掃除する。


「終わりました」と声をかけると「お疲れ」という声とともに、

パタン、とハッチが閉まった。


誰だよ、待て、俺はここだ!

叫び声も空しく、薬品が注入され始めた。

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