第33話 期限
迷惑になると分かっていたので本人には言っていないが本心はと言うと、もっと一緒に居たかった。
それは私達に決められた期限があったからだ。
まだ先ではあるけど彼と私は別れる日を決めていた。
理由は、私がまだ若く同じ年齢くらいの人と結婚した方が姫は幸せになれるということだった。
俺が、姫のお父さんのところに行ったらぶっ飛ばされるよ?
彼は、私のお父さんと変わらない位の年齢だった。
女性の面倒全部見れちゃうから駄目なんだ。
一生面倒見れば良いんだろ?と思ってしまう。そこが俺の駄目な所なんだよ。
金があるとそうなっちゃうから、幸せじゃないよ。
相手の人生を駄目にするだけなんだよ。
きっと俺は、姫に働かなくてもいいよ、俺が面倒見るからって言ってしまうから。
それってな相手の為に何も良い事ないんだよ。わかるか?1人の人の人生を奪う事になるんだ。
一生困らない生活をさせてあげれるけど、それで本当に幸せになれるか?私は、反論出来なかったし、
私の幼稚な意見で彼を納得させれるとも思わなかった。
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