第2話 自分が考えるお金持ち
私は不自由ない人生を送ってきた。自慢しているわけではなく本当にそうだった。
問題ない人生を送っている人間というのは色々な事に気が付かない。良いとか悪いとか言いたい訳ではないが、死ぬ程悩んだ人ほど、成功している人が多いのは何故か考えた事はあるだろうか。
人っていうのはそれ位のパンチが効いた出来事がないと変われない生き物なのだ。中途半端に悩んでる人達は一度ドン底を見た方が良いだろう。よっぽどコスパ良く変身できるはずだ。美人の周りには自然とお金持ちの男性が群がる。理由は、彼らは自信があるからだ。
お金という鎧を付けると自然とコンプレックスが消えていくのだから不思議だ。そのせいで勘違いする人間、堕ちていく人間なんかいくらでもいると思う。しかし、彼は随分歳上だったためか控えめだったし年齢を気にしていた。そんな、お金に困らない生活をしていたせいで、男性は皆お金があるものだと昭和のバブルみたいな考えを令和にして持っていた。
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