嘘と言う概念のない世界からコンニチワッ!!
瑠偉
第1話 プロローグ
「ふはははは! 人間共よ。貴様らが統べる世界は今日で終わりだ。これから貴様らに、安堵な生活が訪れる事は、未来永劫ない!」
この日、世界に魔王が降臨して、人間は恐怖のどん底に落とされた。
魔王が降臨してからは、魔物による被害や魔族による虐殺など増えていき、人々に安泰の日々はなくなった。
だが、人類もただ耐え忍んでいた訳ではなかった。1人の発明家によって世界は大きく変化していくのである。
「完成だ……! これで人類に希望の光が見えてきたぞ。この召喚魔法陣を起動させれば、魔王に支配された暗雲を打ち払ってくれる勇者が現れるはずだっ!」
ガゴゴゴゴ……。
《起動装置発動:トクテイのジンブツをホソク。コレより、ユウシャをショウカンしマス。》
魔法陣が輝き、そこに1人の青年が召喚された。
「……ここはどこだ? いまクレープ屋に並んでいて、ストロベリー・デンジャラス・パフェを注文するところだったのに。」
青年はよくわからない単語を言いながら、周りをキョロキョロしていた。
召喚陣を起動させた男が、召喚された事に戸惑っている青年に声を掛ける。
「勇者様。この国をお救いください!」
「断る。俺はストロベリー・デンジャラス・パフェが食べたいんだ!!」
〜これが人類の命運を託された
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます