編集済
香竹さま、お疲れさまでした。全巻、楽しく拝読させて頂きました。
友未は、特に、第1章が大好きです。文学的な香気の中にしっかりとエロスの描き込まれた素晴らしい名文でした。
その後の章にも印象に残るエピソードや美しい場面が数多くあって、文学性の高さを堪能させて頂きました。第5章あたり、友未の好みとは多少異なる描き方もあって、少し残念な気も致しましたが、それは読者のわがままとお赦し下さい。
美しく、懐かしい大河篇をお寄せ下さりありがとうございました。
この作品の原形というか、さらに苛烈で短かった頃の姿が想像されます。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
後書きにも書かせて頂いております通り、本作は香竹の現在に至る分岐点のような作品なもので、特に後半部の数年に亘る舵の切り替えの試行錯誤が書いてる本人には年輪のように垣間見えるので、読んで頂いた方がどんな反応をされるのか楽しみでした。この度友未先生より様々なご指摘ご感想を頂けて初心を思い出した心境です。ある意味ではまだまだ未完成の作品です。
なお、全章の中で唯一「終章」のみ初期作から全く手を加えておりません。この結末をtrueと見るかbadと見るか、はたまた実はすべて主人公の妄想だったというオチと捻るかは特に決めずに書きましたので読んで頂いた方にお任せします。
最後まで本作を深く読み込んでくださりありがとうございました。頂いたコメントを励みに今後も新たな挑戦を続ける所存です(・ω・)ノ
濃厚なお話でした。
精神年齢がお子様な私は、5話目を読んで、焦っておろおろしてしまいました(笑)
果たして読みこなせるか、不安だったのですが、
洗練された美しい文章で書かれたこの物語を読まないのは勿体ない、そしてやっぱり続きが気になる〜。ということで、読書タイムを人目を憚らない時間帯に変えて、ゆっくり拝読させて頂きました。
読み進めて良かったです。
4章の後半から謎が明かされていく様もハラハラしながら楽しみました♪
終章も、ひたすらに静かで、冷たく、暗い情景故に、勝太郎、刀子2人の(狂気めいた?)激情、熱が際立って感じられて美しく見事でした。
ありがとうございました!
作者からの返信
コメントありがとうございます!
最後までお読みくださりありがとうございました!
当初の予想通り、ご指摘の5話の辺りからがっくりPVが下がっていたのでハラハラしておりましたが、無事乗り越えて頂けたようで痛み入ります(?)。
なにぶん十数年前(福島で大学生をしていた頃)に構想したプロット故、当時の歪みきったアングラ志向が如実に表れている上、今ではハードルが上がりなかなか書けない一人称視点で話が進んでいくため、書いてる本人も幾度となく頭から毛布を被って悶絶したくなる衝動に見舞われました(読み返すのが怖い)。
書いている本人としても、大部分があまりにも鬱々とした展開の為、現在連載を進めている「白狼姫」(「彼方へ」の130年前を舞台にした話)の前半ではその反動が見事に現れてしまう有様となってしまいました。決して明るいお話ではありませんでしたが、本作を読んで頂きほんの少しでもカタルシスを感じて頂けたなら幸いです。
ありがとうございました。
レディコミなどと称しては勿体ない。
同じエロティシズムも、作者様の筆で見事に昇華していると思います。
久々にライトノベルばかりでなく、純文学と言われるものも読んでみたくなりました。
このような作品を読ませて頂きましてどうも有難うございます。
作者からの返信
最後までお読みいただきありがとうございました。
随分昔に書いた物の焼き直し&焼き直しで仕上がった本作ですが、書いた本人としては非常に思い入れがある話なので、過分なご評価を頂き嬉しく思います。
当初の構想が非常に後味の悪い結末であったこともあり、実は前半の化け物にぼかされた主人公視点の姿か、終盤の主人公の夢の中の化け物退治の場面で登場するばかりで、実際に本当の姉が弟の前に姿を見せるのは一番最後にすうーっと伸びてくる手だけなわけですが(姉の回想除く)、二人の幸せな結末を思い描いてくださり書いた者としても漸く本作のトゥルーエンドを迎えることが出来た思いです。
ありがとうございましたm(__)m