第5話

駅を抜け、着物の男女を横目に冷やかしながら


歩を進める


ねじりまんぽを抜けテクテクと


地図はあまり使わんでいい


駅を降りた時に少し見る程度でええ


あとは自分の気の向くままに


ぶらぶらと


なに…道に迷うた辺りで地図を開けばよいこと


急ぐわけもないのであれば


心おいらかにおるべきであろう


トコトコとだいたいの方角で向かい


気になった門の前では立ち止まり


また歩き出しては紅葉を眺める


地図を睨むよりかは楽しめようぞ

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る