第25話 衣装

 迎えた龍虎祭当日。

 いつも電車とバスで通る通学路を変更し、市内のスタジアムへと向かう。スタジアムに着くと、ちょうど通学ラッシュの時間帯だったのか、多くの生徒達とすれ違う。

 きっと彼らのほとんどは、今回はただ試合を見るだけなのだろう。気楽に友達と話していて何とも羨ましい。

 試合会場となる体育館の中に入ると、目の前に『試合参加者はこちらへ』という看板があり、観戦者とは違う道が案内されている。

 これは事前に話されているので特に慌てることはない。この先に控室があるのだ。

 みんなとは違う道を通って体育館の中を進んでいくと、控え室がいくつか並んでいる通路に着いた。扉と睨めっこして自分達の部屋を探す。

 えっと………あっ、『1-B代表チーム 『Ragged Useless』控室』、ここだな。

 明かりがついているから、先に誰かいるのかもしれない。私はノックしてから控え室に入る。

「おはよう………」

「ん?あぁ、海金砂。おはよう」

 先に控室にいたのは大刀石花だった。椅子に座りながらスマホをイジっている。

 これはちょっと意外だった。てっきり大刀石花は一番最後に来ると思っていたのに、まさかの一番乗りとは。

「歩射と梢殺は?」

「さっき来た先生の話だと、まだ来てないらしいよ。何やってるんだかねぇ」

 まさか道に迷ってる、なんて事は無いと思うが、どうかしたのだろうか。

 とはいえまだ集合時間まで時間はある。気長に待つとしよう。

 私はスクールバッグを下ろして、これから使いそうなものを引っ張り出していく。

「大刀石花、体操服持ってきた?」

「一応ね。やっぱりそこ気になったか」

 そう、何せこの大会は生徒のほとんどが観戦側なので、出場選手に向けての説明がロクにされていない。

 出場選手以外の生徒は制服となっているが、私達はさすがに制服で試合をするわけないだろうし。

 とりあえず体操服を持ってきたから大丈夫なはずだ。

 私はすぐに着替えられるように体操服を出しておくと、部屋にある椅子に座った。

 とはいえ初めて来る部屋でやることがなくなり、さらに試合への緊張で落ち着かない。

 スマホを見ていても、人が部屋の前を通るとそれが気になってしまう。

 すると私の方をジッと見ている大刀石花と目があった。

「海金砂、もしかして緊張してる?」

「えっ?あぁ………まぁ、それなりに」

 内心を見抜かれて私は苦笑いした。さすがに分かりやすかったかな。

「大刀石花は平気そうだね」

「そう見える?」

 大刀石花はクスッと笑うと天井を見上げた。

「実はこれでも、結構緊張してるんだよね」

 そう言って目を閉じた。よく見ると彼女の手には力がこもっている。

 よくよく考えればそれは当たり前のことだ。私も大刀石花も、これまで何百人なんて大勢の人の前で戦った事なんてない。

 慣れない事は緊張して当たり前だろう。

 私だけこんなガチガチになってる場合じゃない、よね。私も大刀石花の力になりたい。

「あ、あの、大刀石花」

「ん?」

 私に声をかけられて大刀石花が振り返った。黒い瞳が私を捉える。

 って、こういう時って何て言えばいいんだろう?

 緊張しないで、とか………大丈夫だよ、とか………けど、これ緊張してる私が言っても意味無いか。

「えっと、その………頑張ろう、か」

 何言ってるんだ私………

 励ますつもりが上手く言葉が出ずに、ありきたりな言葉になってしまった。

 しかし大刀石花は緊張がほぐれたかのように口元を吊り上げた。

「あははっ!海金砂、最初はあんまり試合に乗り気じゃなかったのに、すっかりやる気になってる?」

「え?あ、いや、そういう意味じゃなくて、その………私達なりに、出来ることをやろう、みたいな………」

 訂正したのにも関わらず、出てきたのはありきたな言葉ばかりだ。

 でも大刀石花はどこか楽しそうに頷いた。

「そうだね。別に負けても失くすもの無いんだし、やれるだけやってみよっか。ありがとう、海金砂」

「………うん」

 大刀石花にお礼を言われて、私は頬が熱くなった。

 自然と私も頑張ろうと思えて、上手く反応出来ずに二人で笑い合っている内に、私の緊張もほぐれてくる。

「さてと、ちょっと喉乾いてきたし飲み物買ってくるよ。って、ここ買える場所あるのかな?」

「ここの廊下の突き当たりに、自販機あった気がする」

「おっ、海金砂ナイス。それじゃあちょっと行ってくる」

 大刀石花は立ち上がると、控え室の扉を開けた。

 しかしそこで外の様子を見て立ち止まる。

「ん?」

「大刀石花?どうかしたの?」

「今、ちょうど他のチームの人っぽい生徒がそこ通ったんだけど………」

 大刀石花は外を指差しながら眉を顰める。私も気になって外の様子を見てみる。

 たしかにそこには他のチームの人らしき男子生徒がいる。ただその人を見て、私は大刀石花の言いたいことが何となく分かった。

「体操服じゃ、ないね」

「だね」

 私達が驚いたのは彼の格好だ。試合に出るための体操服でもなければ、登校する時の制服でもない。

 まるでサバゲーでもするかのような迷彩柄のジャケットやグローブにブーツ、ご丁寧にゴーグルやスカーフまで身につけている。

 あんなの学校で着ていたら、間違いなく先生に怒られるだろう。しかし彼の周りにいる人達は何も言うことなくスルーしている。

 一体どういう事?

「決勝トーナメントの時って、体操服じゃなくてもいいって事なのかな?」

「そうなの、かな」

 一番考えられるのはそれだ。いかんせん私達はその辺のルールブックとかは読んでない。

「あ、そういえば、龍虎祭の説明してくれた時、歩射が『決勝戦は規模が大きくて、自由度が高い以外あんまり予選と変わらない』って、言ってなかったっけ?」

「その自由度の高さの一端が服装、ってことかな」

 つまり体操服以外の服装で試合に出てもいいという事か。どんな格好の人がいるのやら。

「でも、別に服装自由ってだけで、体操服ダメってわけじゃないんでしょ?それなら私達はこれでいいよね?」

「そうだね。というか、私達体操服と制服以外持ってないし………」

「そんなことないぞよ」

 突然割り込んできた声に、私達は思わず顔を見合わせた。それから声のした方を向く。

 そこには私達に密着しそうな距離まで近づいている梢殺がいた。眼鏡の奥の垂れ目が私達を間近で見つめている。

「「うわあぁぁッ⁉︎」」

 知らず知らずのうちに迫られて、私達は驚き飛び退いた。心臓が跳ね上がり、バクバクと鳴っている。

「う、梢殺?もう、びっくりさせないでよ」

「ん〜?私は何か驚かせるようなことしたぁ?」

 そういえば、梢殺って普段から影が薄いんだった。バトルでいつも背後に迫られてる人って、こんな気分だったのかな。

「まぁいいや。それで、そんなことないってどういう事?」

「あぁ、それはねぇ………」

「おい、梢殺!」

 すると廊下の奥から大きな声がした。振り向くと、何やら白い布のようなものに包まれた物やら箱やらを抱えた歩射が走ってくる。

「お前、私だけに荷物持ちさせんなよ!一応お前んちからの荷物だぞ!」

「おぉ〜、ごめんごめん、忘れてた」

 いきなり現れたと思ったら、歩射は大きな荷物を抱えて息を切らしている。

「えっと、歩射。その持ってるの何?」

 やはり大刀石花も気になったようで、歩射の持っている荷物を指差して尋ねた。

「これか?私達の衣装だよ」

「衣装?」

 さっきまでの話の流れからして、とてつもなく嫌な予感しかしない。大刀石花も同様に顔を顰めている。

「っと、チンタラしてたら開会式に間に合わなくなるな。梢殺、大刀石花は私がやるから、お前は海金砂のやってやれ」

「らじゃ〜!それじゃあ海金砂、こっち来てね」

「ちょ、ちょっと!」

 梢殺は私の腕を掴むと、有無を言わせず部屋の隅に引っ張っていった。

 どうやら私達の意見を聞く気は無さそうだ。こうなっては従うしかない。




「これで………よし!どう?」

 私を引っ張り込むなり、私の衣装とやらを押しつけてきた梢殺が、自分の着替えをしながら尋ねてきた。

 着替えが終わり、私は目の前にあった鏡で自分の姿を見てみる。

「あぁ………」

 思わず微妙な声が出てしまった。感想は声の通り微妙なのだ。

 我ながら似合わないと断言は出来ないが、そもそもこういう服は着ないので、その違和感から似合うとも言えない。

 今の私の格好は、右上から左下にかけて赤黒い裂け目のようなものがデザインされているグレーのTシャツに、黒いジーンズと同じ色の厚底スニーカー。そして背中に大きな薔薇が描かれている真っ黒なロングパーカーだ。

 全体的に黒を強調しているのは分かったが、こんな格好今までしたことがない。

「私もこれで準備終わり、っと」

 着替えを終えた梢殺がこちらを向く。

 黒いリブニットにロングスカート、青いブーツ。その上に紫色のローブを見に纏っている。

 結構大きめのローブなのかストンと落ちてしまいそうだが、太めのベルトがそれを止めている。

 なんだか魔法使いっぽいな。ちょっと大人びて見えるけど。

「歩射〜、大刀石花〜、そっちはどう?」

「おぅ、もうちょいで終わる、って大刀石花フラフラすんなよ」

「落ち着かないんだから仕方ないでしょ」

 私達から離れて着替えをしていた二人は、着替えを終えて現れた。

「ほら、どんなもんよ」

 自信満々な様子で歩射は大刀石花を前に出す。

「あっ………」

 現れた大刀石花を見て、私は目を見開き固まった。

 理由はいくつかあった。服そのものの珍しさ、それを大刀石花が着たことへの新鮮味、そして何より………彼女の美しさ。

 大刀石花の衣装は和服だった。青い着物と紺色の袴という、おおよそ成人式くらいでしか見かけないような姿だ。

 着物には所々に小さな白い花や模様が描かれていて、シンプルではあるが、それが大刀石花らしく感じる。

 いつもはまとめず流している長い髪は、水色の組紐でポニーテールに結えられている。足元に目を向ければ鼻緒の草履を履いている。

 ただ新鮮なだけじゃない。大刀石花だからこそ、この美しさがあるんだ。

「大刀石花は刀使うんだし、それに合わせて和服にしてみたんだ。動きやすいだろ?」

「いや、動きやすいけど………どう?海金砂」

 鏡で自分の様子を見てから、大刀石花がこちらを振り向く。着物という慣れない格好だからか、あまり乗り気でないのが窺える。

 私は改めてじっくりと大刀石花の姿を見た。それから、噛み締めるようにゆっくりと口を開く。

「私は、綺麗だと思う」

「そう?ならいいけど………って、海金砂も随分変わった格好だね」

「へ、変かな?」

 自分でも変わっているとは思っていたので、つい聞いてしまった。我ながら答えにくい質問だろう。

「いや、すごい綺麗だと思うよ。似合ってるじゃん」

 しかし大刀石花は私を見ると微笑んだ。

 さっき梢殺が現れた時とは、また違う胸の高鳴りが襲って、心臓が締めつけられる。

「けど、そうだなぁ………ちょっと待ってて」

 大刀石花は私の全身を見渡すと、椅子の上に置いてあった自分のバッグを引き寄せる。

 中身を漁ってから何やら小さなものを取り出した。

「海金砂、ちょっと頭出して」

「え?う、うん」

 言われるがままに、私は頭を少し下げる。

 すると大刀石花の細い指が私の髪に触れた。反射的に身体が跳ねる。

「ッ⁉︎」

「おっと。変なことはしないから大丈夫。ちょっとそのままね」

 そう言ってまた私の髪に触れる。どうやら私の髪をまとめているようだ。

 まるで頭を撫でられているようで恥ずかしいけど、どこか嬉しさもあってむず痒い。

「これでよし、っと。どうかな?」

 大刀石花が手を離し、私は再び鏡を見てみる。

 目線を上に向けると、私の髪が小さな星があしらわれたヘアピンでまとめられていた。粒子が入っていてキラキラしている。

「海金砂も結構動いて戦うし、全体的に黒いからね。それなら髪バサバサしにくいし、ちょっと鮮やかになるでしょ?あげるよ」

 ヘアピンで止められた自分の髪を見て、頬が緩んでいくのを感じた。

 正直ヘアピンが似合ってるかどうかはどうでもよかった。ただ、大刀石花がくれたものを身につけられるのが嬉しかった。

「ありがとう、大刀石花」

「おっ!海金砂も結構いい感じじゃん!」

 すると着替えを終えた歩射が顔を覗かせる。

 白いカッターシャツとグレーのベストにミニスカートを着て、胸元はダークグリーンのネクタイで彩られている。

 茶色のロングブーツを履いていて、頭にはトレードマークと思われるグレーのウエスタンハットが乗っている。

 ガンマンを意識したのはすごい伝わってくるかな。

「これで全員着替え終わったな」

 私達四人が鏡に収まった。世界線がバラバラすぎて、こう見てみるとかなり珍妙な様とも言える。

「それにしても、こんな衣装どこで手に入れてきたの?というか、何で私達の服のサイズ知ってるの?」

 たしかに。私や歩射のはともかく、梢殺や大刀石花の衣装はそう簡単には手に入らないだろう。

 それに服のサイズなんて教えた覚え無いし、適当にやったにしては身体にピッタリ合いすぎだ。

「帽子とか靴とかは私達が揃えたけど、基本的には梢殺一家の全面協力だよ」

 何でも私達が代表チームになったその日に、歩射が梢殺の家に遊びにいっていたらしい。そこで衣装の事を話してたら、それを聞いた梢殺一家が『そういう事なら任せて』となったそうだ。

 ツテで服を手に入れたり、ちょっと改造したりしてくれたり、コーディネートを考えてくれたりなど、色々してくれたんだと。

 さっき衣装を運んできた歩射が、梢殺に『お前んちからの荷物』って言ってたのはそう言うことか。

「サイズは?何で知ってるの?」

「梢殺んちで諸々の書類書いてた時、お前らグダグダキーネーム考えてたろ?その隙に梢殺がお前らのバッグの中から体操服拝借して、白鼬にサイズ確認してもらったの」

「まぁそれだけだとアバウトだったから、ちょっと大きめに作ったけどねぇ。いやぁ、うまくいってよかったぁ」

 そういえばあの日は体育あったから体操服持ってたっけ。梢殺が影薄いの利用して私達のバッグ漁ってたのか。

 私達が呆れていると、控え室のスピーカーからアナウンスが鳴った。

『開会式の三十分前になりました。各代表チームの方々は、所定の集合場所に移動してください』

「おっ、時間になったな。行くか」

「うん」

「はいよ」

「りょーかい」

 私達は控え室を出て集合場所へと向かった。

 集合場所に着くと、他にも二つのチームが準備していた。

 そこにいたは先生の話によると、どうやら全てのチームが一箇所に集まるわけではなく、三つの場所でクラスずつ集まっているようだ。そこから各学年一チームずつ入場するんだと。

 って事はここにいる二チームは2-Bと3-Bの代表チームか。

 壁一枚隔てた向こう側は観客席になって、生徒や先生達の声が聞こえる。

 本当だったら、私もあっち側にいるはずだったんだよなぁ。本当、何でこんなことになってるんだか。

 そんな事を考えているとまたアナウンスが聞こえてきた。

『これより、龍虎祭開会式を開始いたします。式の開始に先立ちまして、注意事項を申し上げます』

 どうやらいよいよ始まるようだ。

 あれだけの人数の前に出ると思うと、緊張で喉が渇いてくる。

 チラッと隣を見ると、大刀石花や歩射でさえもゴクンと喉を鳴らしていた。

 やっぱりみんな緊張してるんだなぁ。まぁこの状況で緊張しない人なんて………

「みんな、喉乾いてるなら飴食べる?」

 一人いたようだ。

 いつもと変わらない口調の梢殺が、ローブのポケットから飴玉を差し出す。

 そんな梢殺を見ていたら、張り詰めていた気持ちが少しだけ和らいだ。

「でも、今から人前出るのに物食べて大丈夫?」

「私達個人で話す事はないし、大丈夫だろ」

 という事なので、私達は一応先生に見つからないように飴玉を受け取ると、口の中に放り込んだ。

 適度な甘さが口に広がり、喉の渇きが癒される。

『それでは、これより龍虎祭開会式を開始いたします。選手入場、呼ばれたチームは入場してください』

 多少緊張がほぐれて、これならガチガチで入場する事はなさそうだ。

『1-A代表チーム『COMMANDERS』、1-B代表チーム『Ragged Useless』、1-C代表チーム『Rabies's Ruin Fang』!』

 まずは一年生からの入場のようだ。名前を呼ばれて、私達は足を踏み出す。

 会場に入ると、眩しいライトと大勢の人の拍手が私達を包み込む。つい身が退きそうになるが、ここまできて退がるわけにはいかない。

 思い切ってやや駆け足で入場した。他のチームには目もくれず所定の場所へと並ぶ。

『続きまして2-A代表チーム『苺一会』、2-B代表チーム『Memory Melody』、2-C代表チーム『Scarlet Soldiers』!』

 二年生の代表チームを呼ぶや否や、私達の時とは比べ物にならないほどの拍手と歓声が鳴り響いた。

 その歓声は私達が入場してきた所に向いている。って事はこの盛況っぷりは2-Bのチームが原因かな?すごい人気のあるチームなんだろうか。

『最後に3-A代表チーム『月契呪』、3-B代表チーム『Alter Humanity』、3-C代表チーム『風花M4』!』

 そして最後に三年生が呼ばれた。やはり『月契呪』は人気があるようで、みんなから注目されている。

 自分のことで精一杯で他所のチームに目を向ける余裕は無いが、観客席の様子からそれは分かる。

 会場に全九チームが入場し並び立った。今からこの人達と戦うんだよなぁ。

 未だにはっきりとその自覚は湧かないが、会場に立つことで緊張感はひしひしと感じている。

『開式の言葉。これより、第五回龍虎祭を開始いたします』

 こうして、後に私達の伝説の第一歩となる龍虎祭が始まった。

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