パズルお嬢様・ザ・ストーリー
青い厚揚げ
第1話
スーパーミラクルウルトラ超絶えもいわれぬ豪華なお屋敷の無駄に大きいベッドに寝ている彼女こそがパズルお嬢様なのである!!
「おはようございます、お嬢様」
寝ている!!!
「おはようございます、お嬢様」
寝て
「ああ・・・おはよう、執事」
「11時でございます」
「昼ですわね・・・」
まだ眠そうな目を擦り、寝癖で撥ねている髪をちょっと触ってなんとは無しに周囲を見回すとパズルの本が!
(解きながら寝てしまったのですわ・・・)
手に取るとハタンした問題が!
(ハタンして不貞寝したのでしたわね・・・)
「執事、それに消しゴムをかけておきなさい」
「かしこまりました、お嬢様」
~~~~~~~~~~~~~~~~
歯磨きとかそういう身の回りのことをしていつものお嬢様的服に着替えてシェフに作らせた比較的いい素材を使ったブランチをもそもそ食べ終わると急にキリっといつものパズルお嬢様!タブレットで何となくツイッターを見ながらキリっとした顔で
「執事、今日の予定は」
「はい、お嬢様。21:30から有志の方によるへやわけ大会が」
「ありがとう。何か本は届いているかしら?」
「はい。ザ・ペンシルパズル2021が」
「8種類のパズルと新しいパズルが2種類で全部で約260問のパズルが解ける本ですわね・・・すっかり宣伝口調になってしまいましたわ~~~!!!!」
自分の部屋に戻りしパズルお嬢様!新刊やらパズルスクエアに投稿された新規の問題をかたっぱしから解いて行く!
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「ギャーハタンしましたわ!!!」
「ぐえーハタンしましたわ~~~~!!!」
「ぐぬーハタンし・・・してませんでしたわね・・・」
というのを時々口走るぐらいで後は特に代わりばえもせず外は暗く!
「お嬢様、暗い所で本を読むのは目に障ります」
「執事、照明ありがとうですわ~~!!」
その後も夕食などを挟みつつパズルを解き続け夜になったので眠るのであった・・・ほんとに一日中パズルしか解いてないやんけ・・・
「そうですわね・・・
・・・あ、昨日ハタンした問題が解けましたわ~~~~!!!!」
終
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます