第6話 最強スキル
「よしっ、じゃ本格的にこのスキルを試していくか!」
俺は今、庭に来ている。この前、祝福の儀で貰った固有スキルを試すためだ。
「(この『神気』スキルだけど神様が気術の最上位互換って言ってたから気術の要領でいいよな)」
目を瞑り、身体に意識を向ける。
「(お、なんか魔力とは違うやつが流れてる.....ような気がする。動かしてみるか)」
身体の中でまわすイメージで動かしてみると……。
「(よし、動いたぞ! それにだんだん身体が暖かくなってきたような……)」
ゆっくり目を開く。
「すごいなこのスキル。何でもできそうだ」
「お兄様、すごいです! 誰も扱えなかったスキルをこんな簡単に扱えてしまうなんて! さすがお兄様ですっ!」
「すごい、本当にすごいです」
「うん、ありがとう。けどこれ以上は、周りの物まで壊してしまいそうだから、ちょっと離れた所でやってくるよ」
「かしこまりました。お二人には、言っておきますので、気が済むまでやってきてください。あと、日が暮れる前には、帰ってきてくださいね」
「お兄様、私も一緒に行っては、……ダメ、ですか?」
クッ、可愛すぎる! 上目遣いでそれはずるいだろ! これ素なのか? それとも、狙ってやってるのか? 狙ってやってるならお兄ちゃん盛大に引っかかってるよ。
「ソフィ、危険かもしれないからダメだよ。だから、家で待っていてくれる?」
「うー……、では、帰ってきたらたくさん構って下さいね!」
「うん、分かったよ。ありがと」
その後頭をなでてあげると「えへへ〜、お兄様〜」と、照れていた。
◇ ◇ ◇
「よし、ここだったら思う存分にスキルを試せるな!」
先程のように、目を瞑り、身体に意識を向けて身体の中で回していく。
「(体に纏ってみるか...)」
神気で体を覆うようにして動かしてみる。すると、自分を中心にブワッと風が吹く。
「はは、この全能感ハマるかもな。」
その状態で上にジャンプしてみる。
「うわぁぁぁあ、飛びすぎぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!」
なんと軽くジャンプするだけで一瞬で高度100mぐらいまでたどり着いてしまった。そんな調子でいろんなことをしてみると……。
手に纏い、手刀みたいな感じで振り下ろす→大地が真っ二つ
同じく手に纏い、拳をつくって正拳突き→空間ごとえぐられたような跡ができた
……まだまだあるけど、やめとこう。みんなから化け物みたいに思われちゃう(せめてもの抵抗)。
「はぁーなんてものくれちゃってんだよー……ん? なんかスキルが増えてる」
称号:【自然破壊者(New)】
スキル:【神気操作Ex(New)】
……。
「いやスキルは分かるよ? 分かるけどさぁ、この称号……自然破壊者て……、うん、今日は帰ろう」
この後、街の話題が一時山から聞こえる謎の轟音一色にそまったのはここだけの話。
────────────────────
ちょーーーー今更ですけど不定期更新です。
趣味なんで、出来次第だしていく感じですね。
明日明後日で結構進めるつもりです!
その後は分かりません...
2月始まって2週間目からテストはじまるんで一気にペースダウンすると思います。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます