やっぱりチートは凄かった!!〜チートもらって、異世界行って、無双するのは、気持ちよすぎる〜

たく

第1話 転生

「これで入学式を終了します。」


 司会である教頭先生が最後のしめの一言で1年生の入学式が終わる。

 うちの学校の入学式では1・2・3年生全員参加というクソ面倒くさいルールがある。

 ぶっちゃけ1年生以外の生徒だったら生徒会長だけが出席すればいいと思う。

 ちなみに俺は2年生だ。


「はぁ、やっと帰れる」


 入学式のとき俺たち2・3年生は、1年生よりも早く帰ることが出来るから嬉しいけど大きめのイベントが終わったあとは、別になにもやってないのに、いつもの学校のときよりも、なんか疲れるんだよなぁ。

 そんなことを考えながら学校を出て、いつもの帰り道を歩いていると...


ブゥゥゥーーーッ


突如トラックがこちらに向かって突っ込んできていた。


「あ、やべ」


これ...死ぬヤツやー.........お母さん、お父さん、今まで育ててきてくれてありがと───


「フォッフオッフォ、親思いの優しい子じゃの〜」


 はぁ、幻聴聞こえてきちゃったよ。…マジで死んだんだな〜なんか変な感じ〜


「お主、神の声を幻聴扱いとは失礼なやつじゃの〜」


 ん? 神? 今神って言った?

 そこで目をゆっくり開ける...目の前にすごい神々しい人達がいる。

 うん、どういう状況?


「お主は、トラックに轢かれて死んだのじゃ。普通こんなことはないんじゃがの〜、その〜、言いづらいんじゃが...こちら側のミスで死ぬことになってしまったのじゃ。...すまん」


「は?」


「……てへぺろ♡」


「開き直んなっ! てかきもい!」


「まぁ、そういう訳でここに呼んだのじゃ」


 はぁ〜、神でもミスとかすんだなぁー。というかミスで人殺せることに驚きだよ。


「まぁ、今回は別として危険因子とかを排除したりするのは神の仕事の1つじゃからの」


「マジかよ」


 うん。やっぱり地球は青かったならぬ、やっぱり神は凄かった!


「そこでじゃ、お主には3つ選択肢がある。一つ、天界へ行き亡者として生活する。二つ、記憶を消し地球でもう一度やり直す。三つ、記憶はそのままで、異世界に転生する。」


「3つ目で」


「はやいの」


「いや多分全員そうすると思うけどな。よっぽどの変わり者じゃなければだけど。それより、やっぱ剣と魔法の世界だよな?」


「そうじゃな」


「じゃ、チート貰えるんだよな?」


「そうじゃな」


 うおぉぉぉっしっっっ!

 ラノベとか見てたから分かるけどホントに楽しそうなんだよな!いや〜まさか死んだ後に夢が叶うなんてな〜、人生なにがあるか分かんねぇな。


「じゃあ、転生先のことと、それから(これ一番大事!)チートについて教えてください!」


「よかろう。では、まず先にお主の特別な能力について決めるかの。よし、これを持ってあの的に投げるのじゃ。どれが当たっても強力な能力じゃ、後悔はせんと思うぞ」


 的当て方式か...選びたかったけどどれも強いらしいからランダムなのはいいな。絶対どれにするか迷って時間無駄にしてた。


「んじゃいくよ、...えいっ!」


【万物支配】


「おー、それになったか。」


「なあこれどういう能力なんだ?」


「儂から言うのもいいが面白くないじゃろ、頑張って自分で使いこなしてみせるんじゃな」


「……それもそうだな」


 こりゃ、ゲーマーとして燃えるな。

 あるゲームじゃ、攻略組と言われてそのゲームをひたすら開拓しまくってたなぁ。

 絶対に使いこなしてやる……!


「じゃあ次は転生先の事じゃな」


 それから、今から転生するとこになる世界のことを文字通り満遍なく頭に叩き込まれるのであった。

 そういえば、俺の自己紹介してなかったな。まぁ、次から別人になるわけだし、もういいだろ。それに神は凄いんだし。(なんでも知ってるって意味)

 そんじゃ、第二の人生楽しみますかー───



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