第17話最終決戦2
秀吉が芋虫のような化け物を食い始めていく中で秀吉の体が変異していく。
食い終わったと同時に秀吉の体を見るとカマキリのような体になっていた。
秀吉は頼綱を見てこう言い放った。
「さぁ、続けようか。頼綱」
と言い、頼綱に向けて酸性の体液を尻尾から放った。
それをかわしながら秀吉に接近するが変異した秀吉のカマキリのような腕が頼綱の攻撃を防ぐ。
何度も斬りかかろうとするがカマキリのような腕に防がれてしまう。
どうにかしてきり抜けようとしたとき、どこからか声が聞こえた。
その声は佳枝からの声援だった。
声援を聞いた瞬間、体の奥深くから今までに感じたことのないくらい力が込み上げてきた。
刀で秀吉の腕を斬り裂いたと同時に秀吉の首を斬りかかろうとした瞬間に秀吉の昆虫のような足で斬り飛ばされ襖に当たった。
なんとか立ち上がり刀を構え、また秀吉の間合いに入りこむために秀吉に向かって走り出した。
秀吉は頼綱が間合いに入るのを阻止するため、攻撃を仕掛けた。
しかし、その攻撃を避けつつ間合いに入り秀吉の首めがけて刀を振り下ろした。
秀吉の体は消え始める中、秀吉はこう言い放った。
「お前の一族を呪ってやる。源頼綱...」
と言い終えた瞬間灰になった。
秀吉が消えたと同時に外の景色を見渡すとそこには明るい街並みが見えた。
頼綱は刀を目の前でかざし大きな声でこう叫んだ。
「太閤秀吉の首を討ちとったぞ~!」
と言い放つと味方が歓声を上げた。
その夜は宴だったが頼綱は佳枝を含む味方にこう言った。
「俺は旅に出る」と言い残し大阪城を後にした。
その後彼を見たものはいなかったという。
完(番外編もどうぞ)
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