第12話暴食者
...大阪城...
一瞬の静けさは消え相手は刀の持ち手に清正は槍を両手で持ち始め一滴の水が水面に落ちたと同時に鬼が動き出した。
それに続くように清正も動きはじめ、相手の間合いに近付き槍で腹部をさしかかろうとしたが相手は刀で槍をぎりぎりの状態ではじいた。
「こいつ...」
と清正言いながら槍の刃がない方に持ち替えて腹部をついた。
しかし、一瞬にしてもう一体の鬼が清正の間合いに入りこみ小刀で心臓部分に刺しかかろうとした時に頼綱が自身の刀を鬼に投げた。
鬼の方に投げた刀が鬼の頭を貫通したのと同時に清正の槍が心臓を貫いた。
頭を貫かれた鬼が「馬鹿な。あのやろう...正確に俺の頭を狙いやがったのか?それと同時に清正も心臓を槍で貫きやがった。くそぉ~」
そう言いながら一体の鬼が消えていった。
その鬼が消えていく瞬間を見続けているともう一体の鬼の姿がすでになかった。
...大坂城 迷路の廊下...
先ほどの鬼は急いで太閤様の下に知らせに戻ろうと急いでいるとそこには今まで見たことのない地下に続く扉があり開いて進むと鎖で何重にもつながれた牢屋に大きな鬼が一体いた。
あの大きな鬼は何だ?と思い近づいてみるとその鬼はこっちに振り替えるなり気味が悪い笑い方をしこう言った。
「何しに来た?あぁなんだただの俺の餌かw」
「お前こそ誰だ?」
「俺か?七柱第六冠 暴食の罪 名は岳偽(がくぎ)」
そう言い終わると同時に頼綱との戦闘から逃げてきた鬼をわしづかみにし鬼をそのまま口の中へと落とした。
続く
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