第10話 つかの間の日
...翌日...
昨日のことを今でも覚えているあの鬼が言っていた七柱とは一体なんだ?
ただひたすら考えていると横から「どうしたの?」と佳枝が声をかけてきた。
「なんでもない」と答えると佳枝がムッとした顔でしつこく聞きたそうにしてきた。
仕方なく佳枝に話すと佳枝は「えっ、私が寝ていた間にそんなことあったの?」
と言った。
話しながらお寺の入り口で止まっているとちょうどそこに住職がやってきて頼綱にあるものを渡した。
紐をほどき中身を確認するとそこにはお守り用の言葉が書かれたお札が入っていた。
「昨日は本当にありがとう!君が助けに来ていなかったら私は今頃ここにいなかったかもしれない。」
「いえいえ、とんでもないです。俺たちの方こそ一泊させて頂きありがとうございました。」
と住職と握手をすましそのまま大阪へと馬を走らせた。
...大阪城 七柱会議...
大阪城の天守閣に七柱と呼ばれる鬼たちが集まっていた。
「今日はこのような日にお集まりいただきありがとうございます。私の名は風香と申します。」
と女児が言った。
七柱の目の前のからくり起動してしばらく待つと秀吉が現れた。
と同時に七柱が地面に膝をつき、頭を下げた。
「久しぶりだな。会議をひらくのは..」
と秀吉がそう言った。
「はい。お久しぶりでございます。我が主。」
そう言いしばらく長い話が続いた。
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