第90話 ワイズプロリレー、結末はまだかいのう?

 待ってるんだけど。


「あたりまえ。KACがまだまだ続くの。かえって申し訳ないからだまってなさい」


 誰が誰にもうしわけない?


「あなたがそうやってると、いつの間にか盛りさがっちゃうのよ。ワイズプロリレーってなにそれ?」


 ゆうすけさんとこのリレー小説。


「もちろん知ってる」


 えーきちさんが矢場杉栄吉として登場してるんだけど、今佳境なんだー。


「そしてー?」


 なんと、矢場杉さんはアフロディーテとかいう女神の想い人で、リアル世界では没してるらしいの。


「そんで?」


 で、そのアフロディーテの力によってコピーされた矢場杉の魂が6つに分かれてね?


「そしてそして?」


 今、ミカンサ・クーラ監察医とハルカ嬢にさんざん焚きつけられて世界を支配しようと企むヤーブス・アーカに立ち向かおうとしてるとこなの。


「別にそれがどうかした?」


 次が最終話なの。


「そっか。それは気になるね」


 でしょ!


「おみそれしました」


 なにがー?


「いかにも宣伝し、評価してあげて欲しいのかなって」


 そういうつもりじゃない。


「ミカンサ・クーラが始めたことなのよね」


 戦犯はゆうすけさんらしいよ。


「初めから読んでみて?」


『お客様の中にニンジャはいらっしゃいませんか?』から始まるストーリー。


「ばかうけ!」


 妖刀葉桜をとりあって、くのいち(CA)と忍者が夜間飛行から落下する。


「うん」


 蜜柑桜さんはそこまでするつもりがなくて、大型旅客機、まだ離陸してなかったんだけれども、次の話からは二人、空から落下してるシーンにつながってるの。


「むちゃくちゃ」


 そこがいい。


「離陸の間旅客機の背中で乱闘してたとか」


 あーいいね。


「まとめて欲しいよね」


 同人誌とかにでも……。


「ミカンサ・クーラが冷たいよ」


 ご本人とはちょっとキャラが違ってる。


「そうなんだ」


 うん。


 後々、下着まみれのヤーブス・アーカとかムチムチ美女のハルカとか出てくる。


「うん、も一回言ってみて?」


 下着まみれの……って、恥ずかしいわ!


「言わせてみたかった」


 ええ、と、野々原チエコさんとかね、女性陣はほぼ一つの脳内でやりとりしてる複数人格らしい。


「……むーん。旅客機からどうなったの?」


 ぜんぜんわからん。


「わかるようにしゃべってよ」


 ニンジャとくのいちはのちのち肉体関係になり、妖刀葉桜と匣陽炎を回収することになる。


「肉体関係が必要か?」


 知らないけどwww妖刀の方は地上に落下して、ヤーブス・アーカという巡査の頭頂につきささり、そこから複雑怪奇なストーリーに。


「なーんだ、途中からなんでもありなの?」


 うん宇宙へ行ったり、ロボで戦ったり、矢場杉ぱっかーんでバイクになり、犬の教授を座席に乗せて……。


「つまんない」


 なんで?


「なんでもありなのかー。縛りがないとなー」


 そんなこというと緊縛ストーリーになっちゃうかもよ。


「緊縛……」


 複数名の作家さんが書いてるから、なにがあってもおかしくないの。


「意味わかんない」


 リレーでつなぐカクヨムの絆ってとこ。


「ああ。いいのか。無理のある話だと思ったけど」


 あと、映画の中の話でしたーってなったり、女優の悩みにつき合った矢場杉がカンチョーされたり、猫耳なっちんが指先ビームで街を破壊したり、ダイナーKのオーナーがほとんどなにもしてないのに黒幕ロリコンで有名だったり。


「おかしくない?」


 はい?


「一番初めに聞いた矢場杉さんは、えーきちさんで」


 はい。


「彼、何書いてるの?」


 公募の応募作を?


「何考えてるの?」


 はい?


「協力しなさいよ、だったら、はやく」


 え? わたくしが何に協力を?


「ダイナーKを殺害して、アフロディーテが闇落ちし、世界は破滅して、愛によって復活するの! ヤーブス・アーカは本物の肉体を取り戻し、矢場杉は神! それしかないじゃない」


 まあ、女神の妄想はそれくらいにしてと。


「おわり!」


 ラストでどうなるのかなー、たのしみ。


「まだ言ってるのかな!」


 ああ、おやすみなさいませー。


「もう! 時間がない」


 寝ればいいんじゃないかな……。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る