22退廃

目の前に、時間は獣の足跡のように並んでいる

ヒグマは紺色の穴からあくびをして出てくる


洪水を前に、あなたと一緒に逃げていくか

それとも最後まで一人ぼっちでいいのに、そう思うと


まるで地球が千年も逆転したかのように

丸い廃墟の上を凧が泳いでいる

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