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第10話 豪邸ですね」への応援コメント


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    此の物語の豪邸では門から玄関迄可成の距離が有る設定であるがリアル現世の都心にも門から車寄せの有る玄関迄五百メートル程もあり途中の庭園では孔雀が羽を広げて戯れてゐると云ふ広大なお屋敷が在つたりするのだと云ふ。牧師さんが案内された応接室は天井から壁や床に至る迄透明な硝子で其の向かうには色とりどりの熱帯魚が泳いでゐたと云ふ。勿論床に続くテーブルとて同様である。紅茶カツプも如何にも高さうなもので持つ手が震へたと云ふ。此処は丸で天國のやうですねえと如何にも牧師さんらしい感想を口にしたところ此のお屋敷の女主人はいえ違ふんですよ丸で地獄なんですと応へられたとか。お金持ちの男と結婚して安泰な幸せの日々が続く筈だつた。其れなのに夫は若い愛人宅を渡り歩いて帰つて来ない。道楽息子と極道娘もおやじの真似をして女や男のところから帰つて来ない。多勢居る召使やメイドを従へて広大極まるお屋敷を清掃しお手入れする日々、寒々としたダイニングルームの広々としたダイニングテーブルに一人坐つて召使に傅かれてボツチ飯の日々。うんうんそりや心病んぢやうよ。ワタシ何の為に生きてるんだろつて拗らせちやうよね。堪へ切れなくなつた彼女は教会の牧師さんのところへ駆け込んだのでした。ちなみにお金持ちのお屋敷は寒いさうです。知人の息子さんは元巨人軍のピツチヤーの独り娘と逆玉婿入り婚したのだけれども芦屋に在る其のお屋敷は冬寒くて彼が震へてるのに幼少の砌(みぎり)よりお屋敷住まひの嫁はんは彼より薄着なのにえ?寒いの?てな感じなんだつて。金持ち寒がらず。物語の豪邸も物語の中で冬と云ふ季節があるとすればひどく寒い筈ですがヒロインもイケメン王子様も広大故寒いお屋敷に馴れてるので寒がらないと思ひます。