第23話 【一話目感想】⑤宵澤ひいなさま

 連続で失礼いたします。

 長月そら葉です。


 何故連続なのか? 特に理由はありません(笑)

 強いて言えば、連続で書きたかったからです。


 それでは参りましょう。


 今回は、宵澤ひいなさまの作品です。


『アノレキシアの百合』

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054928690094


 第一話は、手紙のようでした。

 主人公・日芽子の視点で紡がれる、ある愛しい人への呼びかけ。


 本当は何処にでもいて、巧妙にまたは不器用に隠れているだけの存在への柔らかな眼差し。そんな冬の日の光のような優しさを感じます。


 呼びかける相手は、名を月彦といいます。

 その人と出会う前に戻れたら。そんな苦しげな願いが綴られます。


 わたし自身、この分野の物語を拝読するのは初めてで、戸惑いがなかったわけではありません。

 ですが、それ以上に美しい文章がありました。


 日芽子さんの視点から紡がれる、痛々しくも美しく儚い日々。


 二人のこれからを、最後まで見守りたいと思います。


 以上、一話目感想でした!

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