学校一のモテ男がドS美少女に包囲されているらしい

無地

プロローグ

「朝日くん。私、あなたのことが……」


放課後の屋上。夕陽が差し掛かった空は橙色に輝き、二人の少年少女を照らしていた。


高鳴る鼓動、つい目線を逸らしてしまう。しかし心では、その言葉の続きを待っていた。


そして少女は覚悟を決めたように、ぎゅっと自分の手を握りしめると、顔を上げた。


少年もそれに合わせて顔を上げる。お互いに、絡み合う視線。少女はゆっくりと口を開く。


「______________________________」











この時の少年は思いもしなかった。まさかこれが、悲劇の始まりだとは--------------------


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