使用人エドワードの見た異世界奇譚

ウェーブケプター

作中用語集

クモ苺:山苺の一種。実を付ける時に、葉を蜘蛛の足のように折り畳むことから、そう名付けられた。ジャムにしたり、タルトやパイにして食べられている人気の高い果実。


カンサリー麦:エドワードの両親が栽培していた麦の一種。グイントニア王国を含む多くの国で食べられている。単純にカンサリーとも呼ばれている。


グイントニア王国:グイントニア王家が15代に渡って反映させてきた国家。主に人間の種族が占めているが、僅かながら亜人種の民族も居る。


エイルヤウア市:グイントニア王国の経済の一端を担っていると言われている巨大な都市。東西に渡って格差があり、エドワードの出身地パダブダヤン区は東に位置している農村地域であり、エドワードが職探しに来たエイルヤウア区は西に位置している工業地域である。


ヤヤツ:グイントニアの通貨の名前。1ヤヤツおよそ日本円で120円。


ツバメ便:伝書鳩ならぬ、伝書ツバメを使ったグイントニアの連絡手段。利用者からは愛称で『ツバメ便』と呼ばれている。職務紹介手数料の中にはツバメ便の代金も含まれている。


列車:多くの人々や荷物を運搬する交通手段として利用されている。列車の動力源の違いにより、それぞれ利用する階級や呼び方が違う。エドワードが利用しているのは竜の糞を利用した蒸気機関車。別名『竜糞列車』


魔術:俗にいう魔法と同義。エドワードの兄マシューが通うアカデミアでも才があれば特別授業として、誰でも学ぶことができる。しかし、高度な計算技術や難解な魔術回路を読み取れる程、学力がある人間でなければ魔術は扱えないと考えられている。エドワードにとって雲の上の存在である。


マルアプス:別名『荷馬竜』。グイントニアのある大陸に幅広く生息している、人懐っこく大人しい性格の草食竜で、馬や牛の代わりに、引き車の動力源として飼育される事が多い。好みは固い木の実。


ガーゴイル:恐ろしい姿とは裏腹に、道を往く旅人を迷わせる魔物を追い払う、守護精霊として多くの国や地域で信じられている彫刻。分かれ道などに設置される事が多い。

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