第424話 悩んだ時には
ふっふっふ、無事に強化されたハチミツをゲットなのですよ! ふふーん、毒耐性を大幅に上げるアイテムはありがたいよね!
「さーて、それでは移動再開……の前に、現在地を正確に把握しておきましょう!」
ランダムリスポーンしてすぐに駆け出しちゃったから、その辺の位置はちゃんと把握出来てないもんね。やっぱり焦るのは駄目なんだね。
ミツルギ : まぁあの時に逃げる意味はなかったけど……まぁいいか。
サツキ : 過ぎた事は気にしなーい!
こんにゃく : 疾走でかなり位置は変わったはずだし、確認は必要だろうけどな。
咲夜 : 今のマップには……あー、『索敵』の効果でもう色々と映ってるか。
「サツキさんの言う通りです! えーと、マップで見る感じでは……縄張りの効果範囲の北東側ですね!」
逃げ出す時に逃げる方向だけは確認した気がするけど、マップを最大表示にして落ち着いて見てみれば、やっぱりそんな感じ。縄張りの効果が広いから、その端の外へランダムリスポーンしたのはそこそこ距離は離れてた!
「地味に目的の方向になる、北へ近付いてるのは嬉しいですね! このまま北上を続けていきましょう!」
この森林深部から川に出るまでは、もうずっと北上していく予定だもんねー! ふふーん、今日は昨日みたいに妙に運が悪いって事はないみたい!
咲夜 : 目的の方向が既に決まってるのがなー。
金金金 : そこはサクラちゃんが決める事だし、変な口出しはなしだぞ。
G : このまま川に出るまで北へ進むのはいいが……果たして、エリアボスとの遭遇は上手くいくか?
ミナト : うーん、そこは運次第なとこではあるからねー。今のところは全てのエリアで遭遇して倒せてるけど、そろそろ遭遇しないパターンも来るかも?
真実とは何か : 遭遇しない事もあるのが、真実なのである!
「そういえば、なんだかんだで今までずっとエリアボスには遭遇して、なんとか倒してますけど……まだ遭遇無しにはなってないですね?」
割とランダムリスポーンの先にいたりしたし、それが無ければ遭遇しない事もあったような気はする! うーん、本当にそろそろ遭遇しない事もあってもおかしくなさそう?
「まぁ遭遇しなかったら、それはその時ですね! それじゃ北に向かって出発です!」
思ったよりもハチの巣を採集するのに時間がかかってたから、色々と発動中のスキルの効果時間は少なめだけど……まぁそこら辺は切れてから考えればいいや!
とにかく、今は移動開始して、Lv上げをしていこー! 索敵にいくつか反応はあるし……踏みつけちゃったナナフシがどれかは分かんないね。うーん、まぁ無理に戦わなくてもいいや!
神楽 : 移動再開なのはいいんだけど、スキルツリーの解放はしていかないの? 結構進化ポイントが溜まってるんじゃない?
ヤツメウナギ : あー、確かに。
水無月 : サクラちゃん、その辺はどうするの?
「あ、すっかり忘れてました!? スキルを増やすかどうかは別としても、ステータスは上げておきたいとこですね。移動前に、そっちを先にやっちゃいましょう!」
色んなスキルが中途半端な効果時間だし、その辺を色々やってる間に再使用時間まで過ぎちゃうかな? うん、その方針でやっていこー! とりあえず今の時点で、進化ポイントがいくつあるかの確認!
「えーと、進化ポイントは……おぉ! なんか118もありますよ! いつの間にこんなに溜まってたんですかねー!?」
なんか思ってた以上に沢山あったよ! うふふ、これだけあれば色々と強化していける!
いなり寿司 : なんだかんだで、乱戦での稼ぎが多かったみたいだな。
イガイガ : まぁ成熟体ともなれば、進化ポイントは続々と手に入るしなー。その分、必要量も増えるけど……。
富岳 : こうなってくるから、難易度ヘルでの進化ポイントはおまけでしかない訳だ。
「あ、確かにこの勢いで進化ポイントが溜まっていくなら、進化ポイント300って大した事はない気がしますねー!」
体感してみて、その辺は色々と納得! 次の進化階位の完全体ではまだ最終進化じゃないみたいだし、その次までに手に入る進化ポイントの量を考えたら……うん、本当に進化ポイント300は多くもなさそう。まぁそれはいいとして……。
「んー、何をどう解放していきましょうかねー?」
今、特別に上げたい項目って特にないんだよね。このまま使わずに温存しておいてもいいんだろうけど……それはそれで、何か勿体ない気がする!
金金金 : 悩み始める狐っ娘アバター。今は特に方針がないんだな。
ミナト : まぁ既に完全体への進化条件は満たしちゃってるしね。選択肢が多い状態だし、悩む気持ちは分かるかも?
ミツルギ : まだ堅牢が他より低くはあるけど、そこまで焦って増やす必要もない程度にはなってるしな。
富岳 : 地味に悩みどころか。
「そうなんですよねー。攻撃用のスキルの数は足りてる気がするので、ステータスを強化しつつ、補助用のスキルを追加ですかねー?」
それでも何のステータスを増やすかって問題もあるけど、進化ポイント118じゃ全部の強化には絶対足りないもん! うーん、何かを強化はしていきたいけど、具体的にどうしよう?
サツキ : 悩んだ時にはサイコロで決めちゃおう!
咲夜 : おっ、今日は2度目のサイコロタイムに突入か!?
G : 出るか、運任せ育成!
神奈月 : 今に始まった事でもないし、それもありだよなー。
「あはは、確かにそれはそうですね! よーし、悩んでても中々結論は出なさそうですし、サクッとサイコロで決めちゃいましょう!」
そうと決まれば、早速モンエボの操作から配信用の和室に切り替えていこー! お茶の宣伝は……もう1度やっておく? でもあんまり回数が多過ぎても鬱陶しいだろうし、今回は無理にしなくてもいいかも?
うん、今回はしないって事で決定! その辺は自由にやらせてもらうのですよ!
という事で、和室の方へ切り替え完了! えーと、サイコロも笊も出しっぱなしだからすぐに出来るね。最近は2択が多かったし、スキルツリーは6つあるんだから6択でいこうかな?
富岳 : サクラちゃん、今回はどういう選択肢になるんだ?
ミナト : 6種類のスキルツリーと、それぞれに4ルートあるけど……どういう風に決める? もう埋まってるルートもあるけど。
「とりあえず、どの種類にするかの6択でいこうかと思います! その中で私が気になったルートを選ぶって感じにしましょう! そこでまた悩むようなら、またサイコロで決める感じで!」
悩んだ時には運任せが1番早いし、今回は全面的にサイコロにお任せなのですよ! どのスキルツリーになったとしても、何かしらの強化にはなるもんね!
ふっふっふ、近接も遠距離も出来るからこそ、どれの強化になってもいいのですよ!
富岳 : それなら、今回はこうだな。出目が1なら『生命』、2なら『屈強』、3なら『堅牢』、4なら『俊敏』、5なら『器用』、6なら『知恵』という感じでスキルツリーを選択して、その中でサクラちゃんが物色だな。
金金金 : 6択は地味に久々な気がするな?
ミツルギ : 6択は最初の進化の方向を決めて以来か?
ミナト : えーと、自信はないけど、そのはずかな?
「あ、そういえば最初の進化もサイコロ任せでやったんでしたねー。いやー、そんなに日数は経ってないはずなのに、相当昔な気がしてきますね!」
配信を始めてから色々とあったけど、時間としてはまだ2週間も経ってないんだよね。うーん、改めて考えてみれば良い意味で大きな変化はあった気がする!
咲夜 : あの時は誰も思わなかっただろう……。サイコロが定番化するとは!
イガイガ : まぁサイコロで決める事自体、全然考えてなかったけどな!
神奈月 : 確かにそれは言える。
真実とは何か : 真実は、時に想定の遥か斜めを行く!
チャガ : ま、その辺はサクラちゃんの味でもあるしな。……予想外だったのは間違いないが。
水無月 : うー! その辺はアーカイブで見たけど、リアルタイムで参加したかった!
サツキ : 同じく!
こんにゃく : あー、その気持ちは分かる。
ヤツメウナギ : まぁ今更どうしようもない部分だから、そこは仕方ない。
「あはは、まぁリアルタイムでやれるのはその時限りですからねー。さーて、それじゃ今回のサイコロタイムの開始です! 出目はさっき富岳さんの設定してくれた通りで!」
という事で、いつものように笊の中にサイコロを放り込んで、思いっきり振りまくるのさー! 今回はどういう結果になるのかな?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます