煙突に

棚引き命

登れども

御空は高く

雲ひとつなし





母が亡くなった時、火葬場の庭でお骨になるまで待っていた時の情景です。煙突からたち登るあの白い煙は命の煙なんだなと思って見ていました。

悲しい筈なのに、あのあっけらかんとした晴天が今でも何故か忘れられません。

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