リぜの朝は早い、目覚めは良い方なので日の出より前にすっと目を開ける。

そして、変態もといルイーズの舐め回すような視線を穴が空くほど顔に受けところから一日が始まる。


「おはよう。ルイーズ今日もよろしくね」


「おはようございます。姫様……本日も大変麗しく……むふ、、」


メイドにメイド服を着せてもらう……そんなことが当たり前のように行われているのがここホフマン家の主従である。


手触りのいい絹のような銀髪を一つにまとめシニヨンのような形で見目麗しいメイドの完成。

とても仕事ができそうなメイド(王女)である。


支度も終わり、後ろで吐息を何やら荒くしながら楽しそうに寝具の片付けをする自分のメイドを置いて自室を出る。毎日毎日同じことを、、よく飽きないものだと思う。


「姫様の温もり、、、このシーツになりたい、、

は!今死ねば上手く転生できるのでは!

死ぬか!一旦死んどくか!

あ、でも今死んだら、姫様のお世話を他の人がするのか、、あ、無理だそれは無理。死ぬの一旦やめとこう。」


うん、今日もうちのルイーズは元気そうだ。


さて、寝起きの悪い愛しの王女様を起こしに行くのだ。



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