PC紹介:志路原 稀生(PC1)

GM:それじゃあ、PC1の自己紹介に移ろう。だみさん、よろしく頼んだよ。

だみ(以下、稀生):了解だ。ちょっと長いけど勘弁な。




稀生:「ふぅ。俺は志路原稀生しじはら・きせい。UGNチルドレンの磁力使いだ。

 シンドロームはノイマン / ブラックドッグ / オルクスのトライブリード。こう言っちゃ何だが、あまりレネゲイドの出力が高くなくてな……それで行き着いたのが磁力って戦い方だった。

 刀や靴底、防具の一部に電磁石を使う事で、それに電気を通して操るって寸法さ。何ならオルクスの因子を埋め込んで、対象に電磁石の性質を持たせる事も出来る。

 ……何で、自分の能力をネタバレしてるかって?」


 稀生は肩に担いでいた刀を鞘に納め、眼前で壁にもたれて座り込む少年に手を伸ばす。見れば、周囲には戦闘痕も生々しい。


稀生:「決まってる。お前と腹割って話したいからさ。

 お前はFH所属だけど、都合よく利用されていた側だって事は知ってる。だから、そんな連中とはお別れしようぜ。な?

 ……命のやり取りの後でどうして、ねぇ。色々と理由は付けられるけど――誰かをたすけるのに理由なんか必要ない。俺はそう思うよ」


 そこで、稀生の手元で再生されていた戦闘レコーダーの録音が途切れる。


稀生:「……記録されていた通り、こういった経緯でFHチルドレンを連れ帰りました。命令違反、申し訳ありません。

 戦闘内容については……レインズで鍛えた白兵技能を活かし、日本刀で攻撃。相手の反撃に対しては同じく白兵技能で回避を行ない、被弾しそうな味方のフォローにも回りました。

 また、大技に対してエフェクトを合わせる事で威力をそのまま相手に返し、戦闘が終了しました。

 事前の情報収集で、FHチルドレン――敵方の少年を救える可能性が見えたため……このような結果に」


 報告を受けた上官の呆れ混じりの反応に、稀生は背筋を伸ばして応じる。


稀生:「……ありがとうございます。それでは、命令があるまで自由待機に移ります」




稀生:……とまあ、こんな感じのPC1を作ってみた。よろしく!

GM:なるほど。ハンドアウトに沿った、お人好し感の強いPC1だね。

misto:さらっと相手のFHチルドレンを完封してるの、強いなぁ。




志路原稀生しじはら・きせい


▼コードネーム

 "ブロークンコンパス"

▼シンドローム

 ノイマン / ブラックドッグ / オルクス

▼ワークス / カヴァー

 UGNチルドレンA / 学園帰りのUGNチルドレン


▼出自……姉妹:志路原稀織しじはら・きおり

 半覚醒の状態で暴走し、殺してしまった。

▼経験……力の暴走:高崎隼人たかさき・はやと

 暴走した"僕"を止めてくれた人。

▼邂逅……師匠:フレデリカ・ソールド

 "俺"のレネゲイドコントロールの師匠。


▼ロイス

 Dロイス……精鋭トゥルーボーン:白兵

 固定ロイス……志路原稀織   P:執着 / ●N:悔悟

 固定ロイス……フレデリカ・ソールド   ●P:感謝 / N:不安

 シナリオロイス……エイル   ●P:尽力 / N:不安


▼能力値・技能値

 【肉体】3 〈白兵〉9(14)、〈回避〉1

 【感覚】1

 【精神】4 〈RC〉1、〈意志〉3

 【社会】1 〈調達〉3、〈情報:UGN〉3


▼エフェクト・イージーエフェクト

 《コンセントレイト:ノイマン》、《コンバットシステム:白兵》

 《リフレックス:ブラックドッグ》、《ゲットダウン》

 《運命の切り替え》、《反転する運命》

 《武芸の達人:白兵》

 《テレキネシス》、《ショート》、《電子使い》


▼アイテム

 『デモンズシード:《コンバットシステム:白兵》』

 『思い出の一品』、『ブランケット』

 『コネ:手配師』

 『ミーミルの覚書』

 『学園帰りアカデミアン

 『日本刀』


▼備考

 18歳男性。身長162cm。体重54kg。金髪に金色の目。黒と黄色を基調とした軽装に身を包む、磁力と日本刀を操るUGNチルドレンの少年。

 自身の誕生日にオーヴァードへの半覚醒状態で暴走、実の妹を殺害した事で完全に覚醒し、UGNチルドレンとなって学園島アカデミアでレネゲイドコントロールを学ぶ。

 実力を認められレインズに入隊した後も、服の下には花を模した磁石パズル――妹が用意してくれていた誕生日プレゼント――をネックレスに改造した物を身に付けている。

 人助けを最優先に考える余り無茶をやらかす事も多く、コードネームは彼自身の能力の他に、「指針が狂ったかのような暴走っぷり」にも由来しているらしい。

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