現実で全くイケてない俺が異世界に行くとレベルアップスキルが発動し、お嫁さん候補に沢山立候補者が現れた件
ミクツ
プロローグ
俺の名前は戸村圭太、家から近い公立高校に通っている2年生だ
顔もイケてる訳ではなく、部活はバトミントン部に所属しているが全く上手くならず、この前友達からはあまりにも上達しない俺を見かねて
「お前部活やっても意味ないやん笑笑部活やめたら?」
と言われてしまった
冗談だとは思うが流石に傷ついた
当然そんな俺に彼女なんて出来たことがある訳なく、女の子と同じ空間にいるだけで緊張してしまい声が出せなくなる
そんな大したことのない高校生活を送っている俺だが最近の楽しみは学校の裏庭にある森に行きその中で最近生まれたタヌキの子供を観察することである
毎日の憂鬱な学校生活の疲れをこのタヌキの子供は癒やしてくれるのだ
昨日は俺が、かまぼこを買ってタヌキの子供の近くに置いておいたらそれを食べてくれたのだ
その光景を見ただけで俺の疲れは吹き飛んだ!
今日もかまぼこもってきたからどうやって食べてもらおうかな〜
そんな事を考えて森の中に入ると今日はいつもの巣にはタヌキはいなかった
「あれ、どこいったんだろ?」
タヌキを探回っているうちに気づけば夜になっていた
「うゎ〜、暗い森とか最悪だよ〜」
圭太がスマホのライトで道を照らしながら帰っていると急に地面が輝きだした
「えっ?えっ?なにこれ?!ドッキリ??すげぇーーー!」
次の瞬間圭太の意識はプツンと途切れた
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