イジリとイジメをはき違える者どもへ
愚痴り場みえちゃん
第1話
イジリとイジメ。
似てるようで違う。
どれだけ周りが笑っていようと言われてる本人が嫌がっていればイジメです。
イジリとイジメの違いがわからない人は、そもそも人をイジろうなんてしないほうがいいです。
例えば○○に似てるというイジリ。
大抵、似ている対象は似てると言われてイヤなモノが多い。
それを本人も一緒に笑ってるならいいんです。
イヤがっている場合に、笑いがわからないやつと言って、更に人格も否定するのはイジメです。
本人が嫌がってるのに笑う周りもよくないです。
場が白けたとしても誰かが止めてあげてほしいです。
こう言うからには私は止めます。
『芸人の癖に真面目だね』とか『芸人の癖にノリが悪い』とかよく言われます。
でも勘違いしないでほしいのは芸人のやってるイジリはイジメを助長するものではないし、芸人がイジるのはそれが仕事だからです。
それが仕事でもなく、かつプライベートで芸人がテレビや舞台でやってるようなイジリをされて喜ぶ一般人であまりいないと思います。
お笑いノリが好きな人ならば、まだ受け入れるでしょうがら、人を傷つけてまですることではないです。
そもそも人をイジるというのは、自分ではない他人を貶めて笑いをとる行為で極めてデリケートな路線です。
プライベートでするにはリスクが高いです。
テレビ番組、舞台の上とわかっていても不快に思うお客さんは多いです。
しつこい・かわいそう・えらそう・上から目線。
理由は様々です。
だからこそ思うんです。
プライベートで人をイジるならイジられてる本人も楽しめてるかの細心の注意が必要だと。
本来は人を落とすんじゃなく、同じ落とすなら自分を落とすのがスマートだとは思うんですけど、自虐も過ぎると不快ですからね。
ウケを狙う、場を盛り上げようとするのはとてもいい行為なんですが、だから何を言ってもいい、非常識でデリカシーのない発言をしていいというわけではないということは肝に銘じておかなければなりません。
ウケを狙うタイプの人は盛り上げてやってるんだから、多少イヤなことを言われても目をつぶるべきという、暗黙の了解のようなものを強いてくることがあります。
ムードメーカー=リーダーみたいなところもあります。
だから多数がよければ少数が犠牲になることも、どういう場合においても仕方ないと思いがちですが、本当のリーダー・ムードメーカーは少数を犠牲にはしません。
細かい配慮をします。
誰かが不快な思いするくらいなら、自分が…という心のある人です。
どうせムードメーカーやリーダーになるのなら、なりたいのならみんなを笑顔にするキャラクターになりましょう。
イジリとイジメをはき違える者どもへ 愚痴り場みえちゃん @gutiriba
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