魔法少女アラモード☆ぴゅえらもーどっ!!

リーシャ

第1話

「魔法少女アラモード☆ぴゅえらもーどっ!!」

1話 鯖は水煮より味噌煮が好き


「やっほーきらりんぶぃ☆

私は荒門ドドポネ・ギギガ・ネブラ!!

三滝○中学校2年生で

ちょっとお茶目な女の子!

今は遅刻しそうだから急いで走ってるの!」


「なにやってるぽめ…」


呆れた様子で出てきたもふもふの生物

もふもふの生物が呆れるのにも無理はなかった


「やっほーぽめるん♪」


彼女は…彼女が倒した沢山のブラックジョーカーの上で座っているのだから…






〜数週間前〜


「やばいぽめ…誰とも契約出来ないぽめ…」

ぽめぽめうるさいもふもふの生物の名前はぽめるん

ぽめるんは妖精の国からやってきて

ブラックジョーカーと名乗る悪と戦ってくれる女の子と契約するのが仕事だった

ブラックジョーカーは一般人を巻き込んでいたずらなどをする

人間界に急にやってきたよくわかない連中だ

そいつらを倒す為にぽめるんは妖精の国から派遣されたのだ


「やばいぽめ、今週で契約を取れないと…契約打ち切りでクビになっちゃうぽめ…」

ぽめるんは契約出来ずに何日も人間界を彷徨っていた

ふらふらと飛んでいた時に


「きゃぁっ!!」

女の子の叫び声が聞こえた


「まさかブラックジョーカーぽめ?!

もしかしたら女の子と契約出来るチャンスぽめ!

ぽーめめっこれでクビにならずにすむぽめ」


ぽめるんは良からぬことを考えずつ

急いで女の子の叫び声が聞こえた方向に飛んでいった


「ぐへへ…サンドイッチの具のハムレタスサンドのハムだけ食べてやるぞ…」


「きゃぁっ!私はハムが大好きなの!やめてよ!」


女の子が黒い服を着たブラックジョーカーにハムレタスサンドのハムだけを食べられそうになっていた


「あの子と契約するぽめ!ブラックジョーカーは許されないぽめ!」


ぽめるんはその女の子の元に急いで飛んでいったが


「邪魔なの!!私はハムが大好きなの!!

おりゃぁ!!」


「ぐはぁぁ!ハム…食べたかったのに…」


ぽめるんが女の子に声をかけようとした時に

女の子は腹パンでブラックジョーカーを倒していた


「あの子やばいぽめ…こんな子と契約出来ないぽめ…逃げるぽめ…」


ぽめるんは暴力的な女の子に恐れをなして

逃げだそうとした時


「ちょっと待って!あなた見たよね…??」


女の子に捕まり、これが悪夢の始まりだった


そして今彼女は…


「ブラックジョーカーが少し可哀想になってきたぽめ…」


ぽめるんは無理矢理、ドドポネと契約させられた後

ドドポネは至るところのブラックジョーカーを倒しまくっていた


「そんなことないよ!こいつらが悪い!

お弁当のおかず取ったりとか、ゴミ袋の仕分けをせずゴミを捨てたりとか、電車に乗った時満員でお年寄りに席を譲らないとか!いたずらばっかり!!」


ドドポネは怒りながら

倒したブラックジョーカー達を踏んづけていた


「そうぽめか…」


ぽめるんは額に冷や汗を流しながら


「そろそろ、キリフダとの作戦会議じゃないぽめ?」


ぽめるんは無理矢理契約させられた後ドドポネの僕になっていた

スケジュール管理からなにからなにまで徹底してやらないと腹パン食うからだ


「そっか!ディスカちゃんの家に行こ!」

やっとこさ倒したブラックジョーカー達の上から降りてきたドドポネは

ディスカの家に向かった


「ディスカー!!ブラックジョーカー倒しにいこーぜ!」

ディスカの家について大きな声で言うドドポネ


「そんな磯野野球やろうぜみたいな言い方やめてぽめ!

魔法少女の正体は秘密と何度言ったらわかるぽめ!?」


大きな声で言うドドポネに思わずつっこみをしてしまうぽめるん

妖精と契約した魔法少女はあくまでも秘密の存在らしい…


「なにか用…?」


少ししてから目の下にくまが出来た女の子が出てきた

彼女の名前は斎藤キリフダ・ディスカ

彼女もまた妖精と契約した魔法少女なのだ


「あーディスカまた徹夜でカードゲームの調整?」


「大会が近いの…私のキリフダを探さなきゃ…」


斎藤キリフダ・ディスカはカードゲーム好きな女の子で大会が近くといつもキリフダを探して徹夜をしているらしい


「カードゲーム好きなのはわかるけど!

ブラックジョーカー倒しにいこ!」

無理矢理ディスカを引っ張り出そうとするドドポネ


「わかったから…!ハンチョウ連れてくるね…」

ハンチョウとはディスカと契約した妖精で

いつもディスカに柿ピーより焼き鳥を進める


「ふふ、ドドポネちゃんに、ぽめるん…我慢はよくないよ…君たちが欲しいのはこのカードかい??」


着替えたディスカと出てきたのはあごが広くおっさんの顔をした妖精ハンチョウであった


「カードは欲しくないよ!さ、ブラックジョーカー倒しにいこー!!」

こうして半ば無理矢理ディスカを連れ出したドドポネはブラックジョーカーを探しに近所を歩き回っていた


「居ないねーブラックジョーカー…」

倒す相手も居なく、暇になってきたドドポネ


「私帰っていいかな…デッキの調整あるし…」

帰ってデッキの調整をしたいディスカ


2人は全くもってばらばらなのだ


「きゃぁっ!!誰かー!!」


公園で暇を過ごしていたドドポネ達

近くから悲鳴が聞こえてきた


「ブラックジョーカーかも!!いこ!ディスカ!」

デッキの調整をしたいディスカを無理矢理引っ張り

悲鳴の方向へ向かうドドポネ


「ぐへへ…お前の手作りのお弁当をコンビニのお弁当にすり替えてやるぜ…」


「やめて!私このお弁当作るのに朝早く起きたんだからね!!」


悲鳴が聞こえた先に走っていったドドポネ達

黒い服を着たブラックジョーカーとOLの女性が鞄を取り合いをしていた


「なんてことを…ぽめるん!変身だよっ!」


ぽめるんの頭を掴み変身するドドポネ


「コンビニ弁当食べれるんだから…ほっとけばいいのに…早く終わらせて帰ろ…ハンチョウ」


呆れつつもハンチョウと変身をするディスカ


「ぐへへ…早くコンビニ弁当とすり替えてやるぜ…早くしないと冷めちまうからなぁ!」


「やめてよ!お昼に食べてレンジでチンするんだから!」


鞄の取り合いを続ける女性とブラックジョーカー


「そこまでよ!!」


ブラックジョーカーの手に石が当たって


「くっ、なにやつ!!」


ブラックジョーカーが振り向く


「私は愛と平和の魔法少女!ぴゅえら!」


変身したドドポネがステッキを振り回してブラックジョーカーに名乗る


「私はカードとゲームを愛する…魔法少女…ぱるてぃ」


カードを持ってやる気なさそうに名乗る変身したディスカ


「くっ、出たな魔法少女…」


「今のうちに逃げてください!」


女性を逃し、ブラックジョーカーに立ち向かう2人と2匹

「せっかくコンビニ弁当にすり替えてやろうと思ったのになぁ…よくも邪魔したな…

喰らえ!!黒板の嫌な音!」


どこから黒板を出したブラックジョーカーは爪でぎぃと嫌な音を出していた


「きゃぁっ!!耳障りな音!」

ドドポネは耳を塞ぐ


「ここは私に任せて…これが私のキリフダよっ!!」

ディスカが

持ってきたカードケースからカードを一枚出すが

ただのカードなのでなにも起こらない


「ぐへへ、魔法少女もこれまでか??

喰らえ!!発泡スチロールのカサカサ音!!」


ブラックジョーカーはどこからか発泡スチロールを取り出してカサカサやり始めた


「微妙に嫌な音…!!もう許せない!!」


ドドポネは嫌な音に耳を塞いで

ぽめるんの頭を掴みブラックジョーカーに向かって投げた


「また投げるのはやめるぽめー!!」


ぽめるんが真っ直ぐブラックジョーカーに向かって飛んでいき


「ぐはぁ!動物を投げるなよ!」


ブラックジョーカーに当たって怯んだところを








「喰らえ!!私の全力っ!ティ○・フィナーレ!!」


ドドポネがステッキから大きな拳銃を出して


「さっきから魔法少女関連で真似するのやめてぽめ!?そしてまだ僕が逃げてないぽめ!!」


逃げ遅れたぽめるんはまるこげになって見つかったらしい…

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