story.10 巫女
「ゼロちゃんと合う妖一族は、妖狐一族、
九尾の狐と天狗が姿を現した。
九尾の狐
「あぁ、よろしゅうな。」
大天狗1
「
「もふもふ…」(九尾の
九尾の狐
【う〜ん、なんやろう。触りたいんかな?】
「触る?ええよ。」
九尾の狐が言った
それを見ていた十二天将はびっくりしていた。
九尾の狐
「ほんまに甘えん坊さんやなぁ。」(優しく零蘭を
「そうじゃの。ゼロちゃんや、どうするんだい?」
「どうしよう…」
話していると、白い虎がやってきた。
「久しいな人間の娘。」
「久しぶり。ねぇ、どうすればいいと思う?」
「眷属のことか?」
零蘭は九尾から離れて白虎の近くに行き、耳や尻尾を触っていた。
「うん。妖狐か天狗。」
「
「わかった。じゃぁ、
「あぁ、それがいいじゃろう。あぁ、先に言っておくが、
「……わかりました。」
「じゃぁ、行ってくる。」
大天狗1
「じゃぁ、行く。その父上の羽を
「うん。」
零蘭が羽を握った瞬間に九尾と大天狗、零蘭が消えた。
「どうやら、無事に行けたようだ。」
「そうじゃな。」
「いつ頃、帰ってくるか青竜様たちはお分かりになれるかの?」
「わからないな。候補が見つかるまでだろうな。」
「どこで、待つか…」
「ここで待つと良い。幸いに、人間も寝泊りできるようになっているからの。」
滝の後ろに行くと、大きな家となっていた。
零蘭たちは…
「零蘭か。どうした?」
大天狗1
「父上、青竜様と白虎様から零蘭の眷属について助言をもらうようにとのことでした。」
九尾の狐
「青竜様と白虎様から、妖狐か天狗がええやろとは言われとる。せやから、どっちがええか助言が欲しいって感じやな。」
「そうだな。零蘭、
「知らない。」
「はぁ…」
九尾の狐
「あははは。ほんに、零蘭は自分のことに興味がないんやね。適性は、
「そうか…
大天狗1
「そうです。」
「へぇ、そうなんだ。」
「それは、知っておけ!」(零蘭の頭をわしゃわしゃと撫でた)
「うわぁぁぁ!やめれ!」
わしゃわしゃと撫でるのをやめた。
「零蘭には、攻撃力が足りないな。妖狐一族の攻撃力をもらうのがいいだろう。天狗は、空中戦だからな。」
「わかった。じゃぁ、連れてって?」
九尾の狐
「あぁ、ええで。あ、うちのことは…まぁ、あれやな。
以下から九尾の狐は大徳壱と表記します。
「何それ。」
大天狗1
「妖怪には名前ない。その代わり、役職で呼ばれる。」
「へぇ、そうなんだ。わかった。
「あぁ、そうや。じゃぁ、行くで?」
次の瞬間には、妖狐の里に来ていた。
「うわぁぁ!」(目をキラキラさせていた)
「
「うわ!」(びっくりしていた。)
その後、里をゆっくりと歩いていくと…
狐多数
「きゃーーーーー!大徳壱様よ!!!!」
【すごい、人気…】
大徳壱(すごく小声で)
「ほんまに、邪魔くさいな。地位が欲しいだけやろ。」
「どうしたの?」
「ううん。なんでもあらへん。いこか。」
里の中心にある、お城の最上階に来ていた。
「お久しぶりですぅ、
「…」
「
「なんで、名前…」
「それは、
「やっぱり、そうなるんやね。じゃぁね、零蘭。」
大徳壱が連れて行かれてしまった。
「これで、ゆっくり選べるやろ。」
一気に、零蘭の表情が
「大徳壱様は、何をしたの?」
「
「そうなんだ。でも、」
「美奈のおかげで
「どのぐらい閉じ込めてたの?」
「2、3年や。」
「!今回は?」
「無期限や。まぁ、
「うん…」
それから、半日ほどいろいろな妖狐と話した。
「どうや?選べたか?」
「ううん、まだ。」
「さよか。まぁ、何日でもここにいてええから。しっかり選ぶんや。」
「うん。」
それから、1週間ほど経っていた。
【はぁ、またか。水しか
地上に繋がる階段の方から、コツンコツンと誰かが降りてくる音が聞こえた。
「今回は、大人しい様やな。」
「なんや?嫌味でも言いに来たんか?」
「いや、零蘭について話そうと思うてな。まだ、眷属を決めていひん。ワレ(大徳壱のこと)と別れてからはどこぞ上の空や。ワレに会いたいと
「さよか。零蘭が零蘭が会いたいと言うても、会わせる気ないやろ?」
「せやな。まぁ、大人しくしとくんやな。」
巫女様がいなくなった。
その数秒後…
九尾の狐が大徳壱と呼ばれていました。
狐の階級についてお教えします!
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20
巫女は1人しか存在しない。族長のことである。
20 の階級があるが、その中でも階級に数字を足した呼び方をしている。
大徳壱は大徳と
数字は、その階級でのランクである。
新・登場人物紹介!
妖狐一族の族長である。
大徳壱の母親である。
とても厳しい。
以上で紹介は終了です!
story.11に続く
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