「推敲」のレシピ

 ◉Point───────────────────


 【推敲】すいこう

 文章をよくしようと考え、作り直すこと。


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 本エピソードが最後のひとさじです。

 続けすぎると、小説技法や精神論にまで話が及びそうですので、ここでおしまいにします。本作の目的は「ひとさじのお手伝い」です。ひとさじを入れすぎて“あなたの味”が損なわれてはいけませんね。



 さて、以下のとおり推敲で困った場面はありますか?


「推敲と言われても、具体的にどうしてよいのかわからない」

「やってはみたけれど、よくなっているとは感じられない」


 そんなあなたに、すぐにでもできる推敲のレシピをご紹介します。


 ○推敲のレシピ

 ・言葉の意味(正誤も含め)を調べる

 ・「同じ言葉」「指示語」の多用を見つけ、直す

 ・実在するものでも少しだけ説明を添える


 まずは三つだけやってみましょう。難しいものはありませんよね? ですが、これだけでも、あなたの書いた文章は以前よりもずっとよくなるはずです。



 このひとさじは、いかがでしたか?

 お役に立てたようなら、とてもうれしく思います。

 振り返ってみると、過去のわたしは「まだまだ」でした。これからは、本作を思い出しながら、今までよりちょっとだけよい文章が書けそうな気がします。


 もし本作を読んで『もっとよくなりたい』と創作への意欲がわいたのなら、ジャンル「論評」「創作論・論評」から学びを得てみましょう。多くの作家さんが、すばらしい情報を惜しみなく提供なさっています。ご自身にあった内容・伝えかたの作品がきっとあるはずです。新しいつながりができたらすてきですね。



 最後に、あなたの物語が今よりほんの少し美味しくなるのを願っています。

 


 おわり

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