実在するものでも少しだけ説明を

 ◉Point───────────────────


 例

 熟した桃の美味しさが、口いっぱいに広がった。 


 ──────────────────────


 上の例では「桃」という実在する果物を描いています。ここで気になるのは、『桃の味は誰もが知っているのだろうか?』です。

 実在するものであっても、もしかすると“ふれたことがない”かたがいらっしゃるかもしれません。そうなると文章からイメージしづらくなりますので、少しだけ説明があるとよくなります。例であれば「すっぱい」「甘い」とあるだけでも、伝わりかたが変わります。

 実在するものを描くときは、“誰もが知っている”でなく“知らない人がいるかもしれない”と思うと、表現がより丁寧になりますね。



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