バス・キャロル
寒い夜。
しんしんとした光が窓から入ってきたら、あなたが帰ってくる。
足音。
わたしはあなたのこと、何でも知りたい。
このひらひらを登って、あなたを上から見たい。
あなたが毎日カチカチさせている場所の匂いが知りたい。
あなたの穏やかな鳴き声が聴こえる場所に、私も飛び込んでみたい。
「ダイスキダヨ」
その鳴き声の意味はわからないけど、私はあなたが大好きだから。
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